東野圭吾: 11文字の殺人



ついに東野圭吾在庫一掃セール (?) も最後。

この作品は氏のかなり初期の作品。ハラハラ感は少ないが、正統派の本格推理ものという感じで、読み応えはある。この頃の作品でも読みやすさは相変わらずで、一気に読み切ることが出来た。

とても面白かったが、東野圭吾ばかり読み過ぎてちょっと食傷気味、、、。この間に小説でない本 (実用書とか) も結構購入して積ん読になってるので、年明けはこちらを読み進めていきたい。

東野圭吾: おれは非情勤



さて、またまた東野圭吾。

この本は小学校を舞台にした短編集。主人公である「おれ」は非常勤講師で、産休や病気療養で長期休暇を取る先生の代用としてはたらいしている。基本的に子供が好きなわけではなく、教育に対しても熱心ではないので、短期間で学校を転々とするというスタイルが性に合っているという人物像。そんな「おれ」が学校で起こる様々な事件を解決していく、というストーリー。

実はこの一連の作品は学研の学年別雑誌に連載されていたものらしい。こういう雑誌に東野圭吾が作品を載せるというのも意外ではあるが、それゆえ東野圭吾らしいどろどろしたところはあまり描かれていない。ただ、短編ということもあって作品のかなり早い段階で謎が提示され、非常に速いテンポでストーリーが展開していくのは読んでいて小気味がいい。

小学生がミステリーの面白さを感じて読書に関心を持ってもらうには非常にいい作品になっていると思う。

余談だが、後付の解説に、PTA から「殺人や浮気を小学生向け雑誌で扱うとは何事か」と難癖をつけられたというエピソードが書かれているが、こうした枝葉末節の肉付けにこだわる過剰な反応は自分も全くナンセンスだと思う。

東京大賞典



昨日の有馬記念があまりにも不本意だったため (?)、リベンジを果たすため今日は大井競馬へ参戦。

今日の大井競馬のメインは「東京大賞典」。例年有馬記念の後に行われるので、有馬を外した競馬ファンがこぞって訪れるこのレース。地方競馬ではあるが、毎年中央からもそうそうたるメンバーが顔を揃え、いいレースになることが多い。

で、今日も本当にいいレースを見せてもらうことが出来た。

地元大井のブルーホークが逃げる中、サクセスブロッケンが2番手につけ、そのすぐ後ろをカネヒキリが追走する。そしてそれをぴったりマークするかのようにヴァーミリアンが続く。決して楽な流れではなかったと思うが、人気馬はいずれも前の方につける。そして3コーナー。このコースではここで動かないとという絶妙なタイミングで武豊のヴァーミリアンが追い出しをかけるが、それを待ってワンテンポずらしてカネヒキリも仕掛け始める。この2頭が4コーナーをまくり気味に上がって直線を迎えるが、2番手からサクセスブロッケンが一旦抜け出すも、外からカネヒキリとヴァーミリアンが一気に交わして2頭のマッチレースに。激しいデッドヒートを繰り広げるも、2頭の差は全く詰まらず、結局4コーナーでの差を維持したままゴールイン。

強い馬が不利なく強い競馬をした結果であると思うし、本当にいい戦いを見せてもらえた。自分の中では今年の競馬のベスト3に入るのではないかと思えるほどいいレースだった。

馬券もほぼ馬単1点で大的中。これで有馬の負けも取り戻すことが出来た。何より、JCD で感じた力関係を信じた結果的中させることが出来て本当にうれしい。

終わりよければすべてよし、というのはまさにこのこと。このまま有馬記念のもやもやを引きずったまま年を越さなくて本当に良かった。

これで今年の競馬も終わり。今年はあまりいい結果が残せなかったが、それもひとえに迷いが多かったことが原因だろうと思う。来年はきちんとテーマを持って取り組みたい。


有馬記念 結果

既に馬券をさらしているので分かっている方は分かっていらっしゃるかと思いますが、まあ結果的に最後の GI もはずれ。。。

何というか、ただダイワスカーレットの強さを象徴するだけのレースになってしまったようで、正直 GI の格みたいなものはあまり感じられないレースだったように思う。

それというのもすべてマツリダゴッホと蛯名正義のせい。スタートで他馬と接触して折り合いが難しかったと言うが、だからといってこの馬をあの位置に置いてしまったら全く持ち味が出せないのは誰がみても明らか。無理に引っ張ったせいでかえって折り合いを悪くしていたように思うし、マツリダゴッホに関して言えばここでのロスがすべてだったように思う。4コーナーでまくり気味に上がっていったときは「よし!」と思ったが、そこで脚を使い果たしてしまったようで、直線ではずるすると後退。ほんとに4コーナーの一瞬しか見せ場がなかった。ジャパンカップのようなレースが出来れば間違いなく上位に来ていたと信じているので、今回の結果は鞍上がヘボかったとしかいいようがない。

で、もっと最悪だったのは、本来ダイワスカーレットに鈴をつけに行くべきマツリダゴッホが後方からのレースとなってしまったことで、ダイワスカーレットには大変楽な展開にしてしまったこと。さすがに3コーナーあたりからはこのままでは楽に逃げ切られてしまうという思いからか有力各馬は早めに動き出したが、逆になし崩し的に脚を使わされたような感じで、直線ではどの馬にもお釣りがなかったように思う。そこへ1頭我関せずだった最低人気のアドマイヤモナークが突っ込んでくるんだから、ほんと当てようがないよな、、、。

ま、競馬にはこういうこともあるんだよ、と割り切るしかないのだが、本当に残念無念な有馬記念だった。



こうなったら東京大賞典で憂さを晴らすしかないな。。。今のところ、カネヒキリ→ヴァーミリアンの馬単1点の予定。

有馬記念 直前


はたしてどうなることか、、、。結果はまた追ってご報告します。。。


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