東野圭吾: 怪笑小説



さらに東野圭吾は続く。

こちらは以前読んだ「黒笑小説」の先行作品で、このシリーズの第1作。短編集ではあるが、どの作品にもとげがあって、東野圭吾ならではのウイットに富んだ作品となっている。

個人的に一番好きだったのは、冒頭の「鬱積電車」。人間余裕がなくなると自分のことばかり考えて周りのことは一切考えられなくなるようになるものだが、そんな人ばかりが電車に乗り合わせたらこんなことになるだろうなぁというのが容易に想像できるし、このあとの展開を想像すると思わず笑ってしまう。

作者があとがきで最も思い入れが強いと書いている「動物家族」もなかなか良くできた作品。こんな家族の元に産まれたくない世なぁ、と言うのが率直な感想だが、肇の境遇を考えると悲しくなってしまう。

半分コメディーでもあるのだが、つぼを外さない東野圭吾の才能には本当に脱帽する。どんなジャンルを書いてもうまいんだからなぁ、、、。

まだ読んでいない「毒笑小説」という作品もあるので、こちらも折りを見て読んでみたい。

東野圭吾: 宿命



東野圭吾強化月間の続き。こちらは氏の比較的初期の作品。

タイトルにもあるように、主人公・勇作とその宿命のライバルとも言うべき晃彦。小中高と常に反目していた2人が、10余年の時を経て、殺人事件を捜査する警察官と、被害者の関係者という立場で再開を果たす。決して自由な裁量が与えられているわけではない中で、かつて闇に葬り去られた事件との関連を調べ、徐々に核心に迫っていく勇作と、誰にも心を開かないが限りなく怪しい晃彦。やがて事件は解決するが、その裏には驚くべき事実が、、、。

物語のほとんどが勇作と晃彦の対決という形で描かれているので、一見すると善と悪という構図に見えてしまうが、終章で明かされる衝撃の事実によって実はそんな先入観すら間違っていたことが判明する。最後まで読むと晃彦という人間を受け入れられるようにすらなるんだから、この展開はすごいとしか言いようがない。

晃彦にもっと緻密でしたたかな計算をさせると白夜行や幻夜のような感じになるんだろうけど、そうではないことで逆に最後までほのぼのとした感じが続いたのはよかった。ただ、それゆえにちょっとパンチがないような気がしたのはちょっと残念だったかな。

練習 2008/12/22

@東京体育館

fr 1500x1
fr 50x4 50"
down 100

total 1800

本来であれば昨日は大会で、本日はその疲れを考慮しての有給のはずだったが、やんごとなき理由により大会への参加が急きょキャンセルに。と言うことで、今日の休みは練習デーに充てることにした。

昨日ちょっと飲みすぎて体調は良くない感じがしたので、当初は軽めのメニューを考えていたが、泳ぎ出したら意外と大丈夫だったのはよかった。とはいえ、今日は200のインターバルが出来なかったんだけどね、、、。

先週平日に泳ぎに行けなかった割にはそんなに調子が落ちてなくてよかった。逆に練習疲れを抜く効果もあったのかも!?

calendar
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< December 2008 >>
表示しているエントリー
コメントリスト