トルーマン・カポーティ: ティファニーで朝食を (村上春樹:訳)



昨年目標に掲げた「古典を読む」の一環としてはちょっと時代が新しすぎる感もあるが、以前から村上春樹の新訳には興味があったので、読んでみた。

「ティファニーで朝食を」というと、小説よりもオードリー・ヘップバーンの映画の方が有名だろうと思うが、何を隠そう、自分はこの映画を全く見たことがない。そんな前提知識ゼロの状態で読んだわけだが、結論から言うとまっさらな状態で読んで良かったと思う。

話はご存じの方も多いと思うが簡単に要約を。第2次世界大戦中のニューヨークを舞台とし、作家志望の若者がほのかに思いを寄せる女優の卵である女性との日々について書きつづったというストーリー。主人公はどこか田舎臭さを残すような青年ではあるが、そんな彼が可憐ではあるが自由奔放な彼女に振り回されつつも、最後に訪れる悲しい結末が何とも胸を打つ。いかにもアメリカの恋愛小説という感じではあるけど、なかなか面白かった。

ちなみに、村上春樹が後書きで書いているように、原作だけ読んでホリーの役としてオードリー・ヘップバーンを思い浮かべる人は非常に少ないだろう。「僕」役のジョージ・ペパードという人は自分は残念ながら存じ上げない (そもそも洋画の俳優さんをほとんど知らないというのもあるが) のだけど、ググって写真を見る限りはやはり男前で、「僕」の持つ繊細さや田舎っぽさは全く感じられない。小説と映画は全く別物であると考えるべきだろうけど、それにしてももうちょっと良い配役があったのではないかとも思ってしまう。

本書には表題の話以外にも3点の短編が収録されている。どれも60年ほど前の若者の淡い恋の話になっていて、その当時の時代背景なども読み取ることが出来てとても興味深かった。

練習 2009/1/5

@東京体育館

fr 800x1
fr 200x5 3'15"
fr 50x1 dash
fly 50x1 dash
down 100

total 2000

世間では今日から仕事始めの会社が多いと思うけど、弊社は今日までお休み。ということで冬休みの最後を飾るべく練習に励んでみた。

今日も泳ぎ出す前までは調子は今一歩かと思ったが、最近アップ代わりによく取り入れている 800 を泳いでいたらだんだん調子が上がってきて、200 のインターバルも普通に5本回ってまだ余裕があるほどのいい状態だった。こんなことなら 3'10" でも回れたなぁ。ま、でも明日から仕事なので、あんまり無理をしないようにしないとね。

山下貴史: 3分でわかるラテラル・シンキングの基本



ということで、新年1発目から早速実用書を読んだ。

「ラテラル・シンキング」は「ロジカル・シンキング」と対比して使われる考え方。ロジカル・シンキングが正しいと思われる事象を1つ1つ積み上げていって結論を出すのに対し、ラテラル・シンキングは前提条件を疑ってみたり物事を別の観点で見てみたりすることで、新しい道を切り開くために使われる考え方らしい。ロジカル・シンキングが縦方向への展開であるのに対し、この方法では横方向への展開が可能なため、水平思考とも呼ばれるらしい。

ロジカル・シンキングは思考の基本中の基本ではあるが、閉塞した状況に陥ったときにラテラル・シンキングを取り入れると打開策につながることが多いというのは自分の経験からも感じていること。この本で触れられている例には自分でも既に実践できていることもいくつかあるが、たとえば発想の転換に MTBI のようなものを使ったことは今までないので、こうした考え方は非常に勉強になった。

マーケティング的なネタがちょっと強すぎる感はあるけど、自分の仕事にも十分応用できそう。

練習 2009/1/2

@セントラル

up 400
fr 400x1
fr 200x3 3'00"
fr 50x1 all-out
down 50

total 1500

調べたらセントラルは今日から営業してるとのことだったので、初泳ぎに行ってきた。

ぐうたらな正月を送っていたからか、最初は体が全く動かずやばいと思ったが、とりあえず予定していたメニューは一通りこなせたしよかった。

しかし2週間後に 400IM 泳ぐんだよな。。。大丈夫なんだろうか、、、。

今年の抱負

明けましておめでとうございます。

一年の計は元旦にありということで、毎年恒例ではありますが、昨年を振り返るとともに今年の抱負など書いてみたいと思います。

ちなみに昨年の抱負は こちら

1. 仕事

何せこういう社会情勢なので、自分の core competence がどこにあるのかをより明確にしておく必要があるだろう。今自分のやっている仕事ではプリセールスからサポートまで幅広い分野をカバーしなければならず、軸足の置き場所がその時その時でブレてしまいがちなんだけど、5年後の自分を作る礎としてウエイトの置き方には注意して仕事に取り組みたい。

2. 英語

昨年1年を振り返ってみると、英語力向上という意味では停滞の年だったように思う。もっとしゃべる回数を増やす努力をしないとダメだな。幸いなことに、会社としてスキルアップをサポートする枠組みを考えたりするようなプロジェクトにも参加させてもらっているので、自分でも積極的に利用していきたい。

目標としては、2年後ぐらいには英語で15分ぐらいのプレゼンが出来るようになっていたい。

それと、最近 CNN Daily Podcast を聴くのがちょっとさぼり気味になっているので、これも再開しないと。さすがに毎日聴くというのは目標として高すぎるので、週2ぐらいを目標にしていきたい。

3. 水泳

昨年は出だしはよかったもののその後夏あたりにかけて調子が落ち、あまりいい1年ではなかったように思う。しかし昨年後半からは練習量も増やすことが出来たりして、いまいまは例年以上に気合いを入れられていると感じている。忙しいとは思うがとにかく春まではこのペースを維持して、短水路マスターズの 100Fr でいい結果を残したい。

4. 読書

昨年の読書量はブログを見る限りは65冊。まあまあちょうどいいペースで読めたのではないかと思う。通勤の電車は CNN Daily Podcast を聴くのに当てることも多かったので、その意味では去年よりもペースは速かったのかな。ただ自分が思っていた以上に実用書の類が少なかったので、今年は自己研鑽の意味も込めていろんな本に手を出していきたい。

ちなみに昨年目標にしていた「古典を読む」は結局ほとんどできず、、、。どちらかというと今の priority は実用書の方にあるので、古典は気が向いたら読むことにします。。。(だって重すぎるんだもん。。。)

5. IT

どうにも昨今の IT の情勢に疎くなりつつある今日この頃。流行ものにもついて行けてないし、自社の製品なんかでも分からないものがたくさんある。昨年ちょっと勉強をはじめた Python もあんまり進んでないし (Unicode の扱いでつまずき気味、、、)。

今年はまずは JavaFX だな。Python よりも JavaFX。これでどんなことが出来るのかぐらいは語れるようになりたい。

もちろん Python も継続。Google App Engine で遊んでみたいし。基本的な文法は理解できているけど、前述の Unicode の他にも Python 独自の癖なんかには全く対応できていないので、その辺もゆっくり時間をかけて理解して行ければいいかな、と。

6. 競馬

このセクションは抱負といえるものなのかどうか分かりませんが。。。

去年はとにかく買い方が中途半端だったかな。年末に大掃除していたら過去に的中した万馬券のコピーが出てきて見返していたのだが、昔ほどの発想力が今の自分にはない気がする、、、。GI に関していえば、とにかく過去のレースをよく見てイメージを固めることが大事かな。やはり大きく当てているときは前哨戦から強い・弱いをちゃんと分析できているように思う。先の東京大賞典でちょっとヒントをつかんだ気がするので (めちゃ堅かったけど)、このいいイメージを持って取り組めれば、と思う。

個別の馬の話でいうと、やっぱり今年はブエナビスタに期待かな。この馬、相当強いと思う。普通に3冠は取るだろうし、その上でダイワスカーレット、ウオッカとの対決が実現すれば面白い。


何はともあれ、まずは平穏無事な生活を送ること。家内安全、商売繁盛。今年もよろしくお願い申し上げます。

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