宝塚記念



まあ、何というか、改めて自分の馬券の下手さに呆れる。

このメンバーならメイショウサムソンが抜けているというのは周知の事実であり、実際この馬が一本かぶりになっていた。自分もメイショウサムソンを軸にして有力馬に流す形で勝負した。

が、メイショウサムソンは辛うじて2着を確保したものの、勝ったのは最後の最後で切ったエイシンデピュティ。金鯱賞は確かに強かったが、2000mを超える距離の経験がなく、しかもマイルの京都金杯を勝っていると言うことから、少なくとも2200mはこの馬の適距離ではないというのが切った理由なんだけど、結局逃げきりだからなぁ、、、。

今回は行く馬がいないという展開の利もあっただろうし、馬場が渋って追い込みが効かないことも幸いしたんだろうけど、3着インティライミ、4着サクラメガワンダーと人気薄馬が突っ込んだところを見ると、正直他の有力馬が不甲斐なかったと言わざるを得ない。

メイショウサムソンも、今日はちょっと位置取りが後ろ過ぎたよな。せっかくいいスタートだったのに、武お得意の下げて外に出す戦法で、直線向いたときは2着も怪しいと思ったからなぁ、、、。もうちょっと前で競馬させることは出来ないんだろうか。。。

これで今年前半の GI 戦線はすべて終了。はっきり言って散々な結果だったが、去年の春よりはましと考えることにして、秋にまた頑張りたい。

練習 2008/6/28

@さがみはらグリーンプール

up 400
fr 200x6 3'120"
fr 50x2 dash
down 100

total 1800

久しぶりに200のインターバルを6本もやってみた。最後はかなりしんどかったけど、3'20" なら何とか回れるもんだねぇ、、、。しかしかなり疲れた。。。最後のダッシュはダッシュにならなかったし。

ジャパンまではあと3週間。ちゃんと練習しないとな、、、。

東国原英夫: 知事の世界



そのまんま東こと東国原英夫・宮崎県知事が知事としての1年を振り返り、自信の業績について述べた本。

東国原知事というと、何と言っても「宮崎県のセールスマン」として TV に登場する姿が印象的だけど、これ以外に県庁改革にもかなり力を入れているようで、だいぶ県職員の意識も変わってきているようだ。

東国原氏のいいと思うところは、知事自身が明確かつ確固たるビジョンを持っていて、しかも人を動かせるという点にあるんだろうと思う。会社という組織でも同じことが言えるが、トップたるもの、実務をこなす力よりも組織を動かす力の方が遥かに重要。これまでは「改革」というと強権的にトップダウンで指示だけ出して自分は高みの見物をしているようなやり方をするケースが目立っていたが、これでは肝心の職員が心から変革しようという気にならない。県庁にいるような職員はもともと頭も切れるしポテンシャルもあるんだから、それをうまく使うのがトップの役目だろう。

自信の業績なので若干手前味噌な感もないことはないが、それでも東京にいても宮崎の変革が伝わってくるんだから、地元の人はそれ以上に変化を感じていることだろう。その意味で、東国原氏はただのタレント知事・落下傘知事ではないというのは疑う余地のないところ。

ただ、財政面についてはちょっと支持できないところもある。宮崎にはお金がないとか交通インフラが弱いというのはよく理解できるが、それをリカバリーするために何が何でもお金を取ろうというの方向の主張は、他県の住民からすると賛成できない。国レベルで見ても歳出を削減していくことは至上命題なだけに、宮崎のためだけに手段を選ばないという感じに取れなくもない氏の主張には矛盾があるような気もする。

ま、でもこうして地方として主張するところはきちんと主張しておくという姿勢もありだとは思うし、各自治体間での調整のベースラインとしては有効なのかな。


政治家たるもの、東国原氏ぐらいの熱い気持ちを持って仕事に取り組んで欲しい。

宮部みゆき: 長い長い殺人



宮部みゆきの長編推理小説。

旦那の死により巨額の保険金を受け取った女。保険金殺人を狙って虎視眈々と手ぐすねを引く男。一連の殺人事件が関係者の「財布」の視点から語られるというちょっと変わった手法がとられている。人格を持たないモノに語らせることでいわゆる「俯瞰」した状態になるというのはたまに使われる手法であるが、モノの中でも持ち主と一番一緒にいる時間が長い財布を題材にしたというのは面白い発想だと思う。

また、徐々に進行する殺人と、最後までなかなか本当の動機が分からないという展開はとてもよい。犯人の冷静さという意味では東野圭吾の「白夜行」に近いものがあるし、また宮部の小説の中でいえば、犯人の動機やボロが出るところの描写なんかは「模倣犯」とも似通っている。

とにかく読みやすいし、どんどん続きが読みたくなる。こういう作風は相変わらず「さすが宮部」という感じで、改めて感心した。

とても面白かった。

佐藤孝幸: ただいま授業中 内部統制がよく分かる講座



「日本版SOX法」や「内部統制」というキーワードが聞かれるようになってはや数年。うちの会社でもこうした動きに合わせたソリューションを提供しているので、ある程度知っているつもりになっていたが、たまたまお客様と内部統制の話になって実はほとんど理解していないと言うことを思い知らされた。ということで、客先から本屋に直行して入門書を購入。

「内部統制」とは、一言で言うと、不正が起きないようにするための社内でのルール作りと、そのルールを守らせるためにどれだけ会社が努力するかということになるだろう。特に、決めたルールに従業員がきちんと従うようにすることは今後取締役の責任として問われる (株主代表訴訟の訴求要因となり得る) だけに、ルール破りが起こらないような仕組み作りが重要となってくる。

この仕組みの1つの (そして最も効率的と思われる) 実現方法が IT を活用する方法。公務員の裏金作りの問題が報道されて久しいが、これらはすべてお金を人手で管理していたからこそ発生し得た問題だろう。お金の動きをすべて IT で管理して透明性を持たせた上で、職掌毎に必要な権限を割り当てる仕組みを作れば、不正が発生しづらい土壌作りが出来る。しかし、いくら IT でシステムを作っても作りが甘かったら元も子もない。このための基盤作りが「IT 全般統制」ということなんだろう。

内部統制の考え方自体は、本来は非上場の企業であってもある程度実装していなければならないと思うが、特に日本版 SOX 法でターゲットとなっているのは上場企業。実際、ビジネスの規模や費用の面から中小企業できっちりした内部統制システムを実装することはほぼ不可能だろう。また、いくらシステムを作っても経営者や現場に従う意志がなければ全く用をなさない。中小企業・零細企業では得てして食品偽装のような問題が起こりがちではあるが、こうした企業でもある程度内部統制に準じた仕組みは必要だと思うし、そのための枠組みも今後必要になってくるのではないか、と思う。

入門書としてはとてもいい出来だったので、これから勉強してみたいという人にはお勧め。

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