久米信行: 「認められる!」技術



何となくポジティブになれるような自己啓発本を読みたい気分になり、買ってみた。

「認められたい」という欲望は誰にでもあるものだが、得てして「目立つ人ばかりが認められる」みたいに悲観してしまいがちなもの。目立つ人には生まれつき備わった能力みたいなものがあると思うが、そうじゃない人でも自分の心がけ次第で尊敬する人から認められるようになる、という話が書いてある。要はその人次第と言うこと。

おそらく学生とか社会人1年生をターゲットとして書かれているんだろうと思う。その意味では自分でも既にある程度実践できていることが多かったし、出来ていない部分はもうちょっとがんばらないとという風に気づけたので、これはこれで無駄ではなかった。

ただ、新入社員の方々に言いたいのは、この人の真似だけしても、きっとうまくいかないだろうということ。作者の久米さんはかなりアクの強い人のよう感じなので、真っ白な新人がこの人の真似をしても途中で嫌気がさしちゃうと思う。やっぱり自分にあったやり方を身につける方が大事だと思う。

瀬尾まいこ: 強運の持ち主



久しぶりの瀬尾まいこ。今回の作品は、サラリーマンを早々にやめて占い師としての才能を発揮しだした女性が主人公。

占いというのは、占星術あり手相ありと手段は様々だけど、結局のところ悩める相談者の抱える問題を理解し、それを占い結果と結びつけてポジティブな方向に転がすことが本質であり、占い師のそういう割り切った姿をいきなり初めの方で見せられるというのが何とも瀬尾さんらしい。とても現実的なんだけどどこかほのぼのとしていて、しかもユーモアにあふれているところはほかの作品とも通じるし、なかなかよかった。

以前の作品と比べると重さはないけれど、その分読みやすくもあり、また親近感も覚えたので、非常に面白かった。

また瀬尾さんの作品を読みたいなぁ。

練習 2009/6/14

@東京体育館

up 400
fr 200x4 3'15"
fr 50x8 55" hard
fly 50x2 2'00" dash
down 100

total 1800

だいぶ新メニュー (?) も板についてきたかな。今日は思い通りのペースで練習出来たし。ただ、50 の hard をやると次の日のダメージがでかいんだよね、、、。これも年齢のせいなんだろうか。。。ダッシュ力を落とさないようにこれからも継続的に練習していかないと。

藤巻健史: 100年に1度のチャンスを掴め!



かつてモルガン銀行東京支店長をもつとめた藤巻さんが、現在のサブプライムローン問題に端を発する金融危機の「その後」について独自の見方を綴った本。

この1年で世界各国の景気が悪くなったのは今更議論の余地はないだろう。特にサブプライム問題の本場 (?) アメリカでは、リーマンは破綻、あの GM ですら立ち行かなくなってしまったというニュースを見ると、今回の危機がいかに大きかったのかをいうことを感じざるを得ない。

アメリカでは急激な勢いで再生のための政策が打ち立てられ、それなりの効果が出てきているようだが、日本では残念ながら効果的な政策が出されていない。そればかりか、赤字国債を連発するばかりで財政を真剣に立て直そうという気すら感じられない。氏がこの本で主張するように、借金の棒引きの手段として急激なインフレが日本を襲うというシナリオは避けられないように思うし、そのために自分も何らかの対策は打っておかなければならないと痛切に感じた。

ただ、景気が回復するための政策として、資産価値を回復させる政策が有効であるとする論理には賛成しかねる。確かに今麻生内閣がせっせと行っている消費刺激策が有効でないというのには賛同するが、資産価値が上がることによって日本経済を浮上させるだけの効果が得られるとは到底思えない。もちろん、資産価値が継続的に上がれば海外から資金が流入してきて国としての経常収支が一時的に上向くのは間違いない。しかし、屋台骨である実体経済が立ち直らない限り、日本という国が元気になるはずはない。藤巻さんは日本は物作りの国から投資立国にシフトしろという主張をしているようだが、そんなことが果たして出来るのか。今ですら金融資産の形成が苦手な日本人が、そんな世界に果たしてついて行けるのか。その世界で生き残るには金融商品で他の国にはない差別化要因を打ち出して付加価値をつける以外にすべはないが、それは現実的だろうか。大事なのは、金融で生き残っていくと言うことではなく、日本人が得意とする分野で他の国には出来ない「何か」を売り出していくというところにあり、こうした分野を創造することこそ、今のこの時期の政策としてもっとも期待されるところだろうと自分は思う。

景気の予測というのは、誤解を恐れずに言えば競馬の予想と何ら変わりないと思っている。その意味で、専門家である藤巻さんの意見も、1つの可能性として頭に入れておく程度の理解で良いのかも知れない。

練習 2009/6/10

@セントラル

up 400
fr 200x3 3'05"
fr 50x6 40"+15"
down 100

total 1400

今週も平日練習を慣行。その一方で休日に泳げていないのが何とも歯がゆいところ。平日がんばって泳いでいるのに週1になってしまっているのはよくない傾向だな。ちゃんと休日も泳がないと。

ところで2〜3ヶ月前からセントラルのシャワーがちょっと変わってしまいがっかりしている。フィットネスなんかでよくあるボタンを押すと一定時間お湯が出続けて止まるタイプのシャワーで、ぱっと見以前と何ら変わりない。ボタンを押すといい勢いでお湯が出てきているように見える。が、実は水量がかなり少なくなっているっぽい。中で節水コマなんかをつかっているんだろうけど、水が出てくるときの音量は以前と変わっていない (むしろ音量がアップしたような感じ)。とりあえず音量で何となく水がいっぱい出ている気分にさせているだけという策略が見え隠れしていて、何ともせこさを感じる。

まあ、節水自体は悪いことではないが、せっかく高いお金を払って利用している人にとって、ちょっと騙された感が残るのはビジネス的にはよくないと思うのだけど、、、。(ま、自分は法人会員で会社がかなり負担してくれているのである程度割り切っているが。)

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