エリザベス女王杯

今日は事情があって馬券を買えなかったのだが、まあ、買わなくてよかったというレース。。。

スローで逃げた前2頭と後続が3コーナーで20馬身ぐらい離されちゃっているんだから、これは届くわけがない。柏木集保も言っていたが、2頭で逃げたもんだから後続が「これは速い」と勘違いしてしまったと言うことなんだろう。良とはいえちょっと馬場が渋っていたようにも見えたから、それもペース判断を誤らせる一因になったのか。競馬にはこういうこともあるんだと思うしかないが、特にブエナビスタなんかは最後ものすごい脚で追い込んできたんだからほんとうにもったいないとしか言いようがない。

それにしても、勝ったクイーンスプマンテの母親はセンボンザクラだったのか、、、。競馬を見出した頃にちょうど夏競馬で条件戦をうろうろしていたのがこの馬で、ちょっとだけ思い入れがあるのだが、その子供がまさか GI を勝つとはなぁ、、、。ちょっとだけ感慨深い。

村上春樹: スプートニクの恋人



ちょっと前だけど、以前から読みたいと思っていた作品。

形式的には、後輩であるすみれに叶わぬ恋をしている「ぼく」と、すみれの憧れるミュウの間の恋愛模様を描いた作品ということができるが、それぞれの抱えている微妙な心のゆがみとか、ぼくがすみれに対して抱いているとてもピュアな感情などはいかにも村上春樹らしい作品だったと言えるし、非常に清々しい作品だったとも言える。

ただ、自分はこの結末はちょっと村上春樹っぽくない気がする (もうちょっと刹那的な世界で終わるのかと思った) し、その意味で想像を裏切られた感があってちょっと残念。

まあでもトータルでの面白さは際立っていたと思う。

村上作品の中でも難解度は少ないし、すらっと頭に入っていくので初心者にもお勧め。

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