
今年から暮れの阪神開幕週の開催となったジャパンカップダート。例年以上に豪華なラインナップが揃った今回、実を取るより夢を買うべきかと思い、こんな馬券を買ってみた。
順当に考えればヴァーミリアンなのだけど、ここはひとつ歴史を変える走りを期待して、カジノドライヴ、サクセスブロッケンの2頭を中心に据えてみた。カジノが勝てば文字通り歴史がひっくり返る訳で、期待は非常に大きいのだけど、いかんせん日本での実績もなく、海外帰りであっさり飛んでしまうことも想定し、まとめて交わすならこの馬しかいないということでカネヒキリを押さえてみた。
が、サクセスブロッケンは終始スムーズさに欠くレースとなってしまい、直線ではもう全く脚がない。一方のカジノドライヴもいい感じに見えたのに追ってから案外。その外から差を詰めたヴァーミリアンもいつもより後方の位置どりとなってしまったことが響いたのかいまいち手応えがない。そんな中、内をロスなく進んだカネヒキリが好位から抜け出し、最後メイショウトウコンの追撃をギリギリ交わしてゴール。
サクセスブロッケンもカジノドライヴもともに若さが出てしまった感じでちょっと残念だった。まあ、今回は夢を買ったのでこういうこともあると素直に割り切れるのだが、唯一メイショウトウコンだけは想定の範囲外だったな。
それにしてもカネヒキリはすごいね。よくよく考えれば同世代のヴァーミリアンが台頭するまではこの馬の天下だった訳で、実は一番実力が上だったということなんだろう。3年もブランクが空いて同一GIを勝った例なんて聞いたことないし、まさに規格外という感じ。屈腱炎という不治の病を持っているだけにどうなるかは分からないが、是非息の長い活躍をして欲しい。