ひさしぶりに宮部みゆきを読もうかと本屋で物色していて発見した珍しい本。宮部みゆき唯一とも言うべきのエッセイ (公式サイトにもエッセイとしてはこの作品しか載ってない)。
内容としては、時代推理小説をよく書いている宮部が、実際に江戸時代の人の気分になって色んな史跡を歩いて回るという企画もの。ただ最初は「赤穂浪士の経路」って感じで、吉良邸から泉岳寺まで四十七士が実際に歩いた経路を歩いてみると言う感じで体力勝負色が強かったのだが、回を重ねる毎にタクシーへの依存度が高くなり、もはや「お徒歩日記」なんだら「お車日記」なんだか分からなくなる始末。看板に偽りあり、といえばまさにその通りなんだけど、でも紀行文として見た場合には中々よくできていると思う (ってえらそうな評論だけど)。宮部みゆきがしゃべり言葉で普通の文章を書くとこうなるんだ、ってのも何か新しい発見があったようで楽しかったな。この企画は終わっちゃったみたいだけど、ぜひ宮部さんにもっとエッセイ・チックなものもたくさん書いて欲しいなあ。
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