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小川洋子「ブラフマンの埋葬」



「博士の愛した数式」「妊娠カレンダー」などで有名な小川洋子の作品。

青年と子犬、そして青年の片想いというテーマの本。かなりふわっとした作品ながら、主人公の青年のちょっとした変化と、同時に訪れる悲しい結末に心を打たれる。またブラフマンの動きの描写が絶妙で、犬を飼ったことのない自分でもブラフマンに対して好意を抱いてしまう。

最近重い本を読む事が多かったせいか、深いところに陥らずにあっという間に終わってしまったように感じたのがちょっと残念。

犬が好きだともっと面白く読めるんだろうなぁ、と思った。

コメント
ううう。本を読む時間がほすい。
  • えんた
  • 2007/07/12 12:26 AM
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