
久々に東野圭吾の長編小説にチャレンジ。
裕福な家庭に生まれながら人生を踏み外していく主人公。腐れ縁ともいうべき小学校の同級生に翻弄されながら、波瀾万丈の人生を歩んでいくわけだが、その裏に隠されたものは、、、。
派手さはないんだけど、主人公の転落人生っぷりがとてもリアルに書かれており、とても恐ろしい。
これはこれでありなのだが、後半ちょっと尻すぼみ間があるのと、結末がちょっと肩すかしな感じなのが残念。結末については、リアリティを追求した結果こうなったんだろうとは思うが、ただ 600ページ以上読んできてこういう終わり方かぁ、という感がどうしてもぬぐえない。
ま、繰り返しになるが、これはこれで全然ありなのだけどね、、、。(期待が大きすぎたのかも。)