菊花賞

昨日の菊花賞。出かけていたこともあってネットでの購入となったけど、またしてもはずれ。ま、もっとも、今回はどちらかというと「ロマン」を買った感じだったのでそれも仕方ないかな。

というのも、今回軸に据えたのはリーチザクラウン。正直、あれだけスピードに勝った馬が3000mを逃げ切るのは至難の業だろうとは思ったが、今年は春に好成績をあげていたグループが秋初戦で軒並み凡走しており、かつ別路線組も根っからの長距離馬というのが見あたらなかったので、このメンバーだったら何とかなるんじゃないかという思いに駆られてしまったのが運の尽き。こうなるともう「夢」を追い求めないわけにはいかず、結局買い目はリーチザクラウンからの馬連流し。

相手としては、前哨戦でいい脚を見せたイコピコを中心に、やはり無視はできないアンライバルド、それにダービーでも好走したアントニオバローズ、牝馬ながら長距離で好成績をあげているポルカマズルカ、あとは良血で父ダンスというのも魅力的なフォゲッタブルに1800mながら前走で強い勝ち方をして挑むスリーロールスの6頭をチョイス。ナカヤマフェスタは折り合いに不安があるし、アドマイヤメジャーは前走勝ちきれなかったのが今の実力だろうと判断してそれぞればっさり。

で、レース。リーチザクラウンはやはり逃げる。ただ、スタート前からちょっとテンションが高いように見えたのが悪い方向に行ってしまい、前半5ハロンは1分を切るというやや早めのペース。次の5ハロンでは 1'06" ぐらいまで落としたものの、4コーナーではセーフティリードとは行かず、直線入り口ではもう後続との差がほとんどない状態。しかしそれでも追い出すと驚異の粘りを見せて、残り100までは何とか残りそうな「あわや」の状況を作ってくれたが、ラスト50でばたばたと後続に抜かれてジエンド。それでもこれだけ踏ん張るんだから力は相当ある。もうちょっとリラックスして走れるようになれれば、2400までならまだまだ GI をとるチャンスはいくらでもあるだろう。

で、1、2着に来たのは「穴ならこれ!」と思っていた2頭。。。

スリーロールスはやはり前走の力は本物だったということだろう。ダンスインザダーク×ブライアンズタイムという血統も長距離をこなすにはよかったんじゃないだろうか。若手ジョッキーというと三浦皇成ばかりが注目されているけど、1つ上の浜中が先にGIを勝ったというのもなかなかよかったんじゃないだろうか。

フォゲッタブルは本当に惜しかった。ただ、最後の最後で差しきれなかったことと、前2走でも勝ち切れていないあたりが善戦マンの雰囲気を醸し出しているなぁ。何となくリンカーンっぽい感じか。。。

イコピコは残念ながら展開が向かなかった感じかな。直線で猛然と追い込んできたのはよかったが、さすがに後ろ過ぎたことと前が止まらなかったのが敗因だろう。アンライバルドは今回全くいいところがなかったが、個人的には距離だろうと思っている。また立て直していいレースを見せてくれることを期待したい。

ということで、今回は若干甘々なばくちになってしまったが、今週は天皇賞だし、徹底的に分析を加えて悔いが残らないようにしたい。

秋華賞

何というか、すっきりしないところとすっきりしたところが混在する微妙なレースとなってしまった。

すっきりしないというのは、もちろんブエナビスタの降着の件。アンカツはオークスに続いて今回も最悪の騎乗だった。2コーナーあたりで外に4頭もかぶせられている光景を見せられて今日という今日は本当にやばいだろうと思ったし、実際4コーナーまで終始内側に閉じ込められた結果動くのが遅くなり、レッドディザイアをハナ差交わすこともできなかったばかりか降着の憂き目にあうというのは、ジョッキーが下手だったとしか言いようがない。馬の状態は本当によく見えたし、相変わらず最後の脚は際立っていたので、こんな結果になってしまって本当に残念。

で、ちょっと納得がいかないのはこれが降着になるほどの妨害だったのかと言うこと。確かにブロードストリートが仕掛けどころで手綱を引くほどの不利を被ったのは間違いないが、アンカツの外への動きがそれほど突然かつ大きかったようには思えない。どちらかというと、この状況で外に出てくることを予想できていなかった藤田の方にも非があるのではないかとすら思えてしまう。

ま、それはともかく、これだけいろいろなことがありながらも結果的に力のある馬3頭で決まったという点はよかったかな。流れも厳しくなったし力のある馬が崩れなかったことから、今まで厳しいレースをしたことがない馬には全くチャンスがなかったんだろう。展開的な紛れがなかった点ではすっきりしていてとてもよかったと思う。

中でもやはりレッドディザイアは、馬の力もさることながら、強気に前々でレースを進めて直線も早めに仕掛けていくという作戦が功を奏したように思う。ブエナビスタが負けるとしたらこういう展開しかないだろうとは思っていたが、ライバルが失敗する一方で自分は完璧なレース運びをして少ないチャンスをものにしたんだから、やはり陣営をほめるべきだろう。

ブロードストリートも、スタートでも立ち上がるぐらいの後手を踏む失敗をして、しかも4コーナーで致命的な事件があったにもかかわらず最後はいい伸びで3着に来るんだから、かなり強いと言っていいだろう。今日の感じからは、前2頭とも遜色ない力を身につけていると思う。

とはいえ、ブエナビスタも現時点で持っている力は一前上というところを見せてくれた。今日のような最悪のレースをしなければ、今後もいい活躍ができるだろう。次がエリ女かJCかは分からないけど、今年いっぱいはいいレースを見せてくれるだろう。

馬券的には、ブロードストリートを薄めにしか買っていなかったので、結局取り損。本当は4着のクーデグレイスを狙っていて、これを厚目に買っていたので、かなり残念。まあでもこれだけちぐはぐなレースをしたブロードストリートにあっさり交わされちゃったんだから、さすがに惜しいもへったくれもないかな。。。

来週は菊花賞か。個人的にはリーチザクラウンに最後の1冠をとってもらいたいがどうだろうか。セイウンスカイが逃げ切った例とかアドマイヤジャパンがディープインパクト相手に逃げて惜しいレースを見せた過去もあるから、気分よく走れればチャンスもあるだろう。なんにせよ、来週も気合い入れて予想したい。

スプリンターズS

さて、久々のGIということもあって、これまた久々に競馬場に足を運んでみた。

いろいろ検討したんだけど、1〜5番人気の馬がどれもよく見えてしまい、結局人気の5頭の馬連ボックスという非常につまらない馬券となってしまった。

そしたら結局勝ったのは6番人気のローレルゲレイロ。

高松宮記念も勝っているし、適正とか実績に疑いを入れる余地はないものの、前走があまりに負けすぎだし、中間もあまりよくなかったという報道を信じて無印とした自分が馬鹿だった。

ここに出ていれば1本かぶりになっただろうと思われるスリープレスナイトをGIで負かしているんだから、素直に信じるべきだった。やはりGIでは馬の「格」が重要だと改めて認識させられた。

それにしてもローレルゲレイロは本当に短距離で花が咲いたよなー。NHKマイルでの好走とかみていると1400〜1600ぐらいが良さそうに思っていたのだけど、結局はスプリンターだったと言うことか。マイルで勝ちきれないのもこれなら納得。

一方で人気馬勢はかなり不甲斐なかった。せいぜいビービーガルダンが長い写真判定の末に鼻差で2着となったぐらいで、アルティマトゥーレもグランプリエンゼルもキンシャサノキセキも全然いいところがなかった。シーニックブラストに至っては途中で躓いてそのまま凡走と言う最悪の展開。ほんと、何しにきたんだろうか、、、。

ちょっとショックはあるけれど、また次回頑張ります。

ブエナビスタ

3歳最強牝馬のブエナビスタが、凱旋門賞のステップレースとして選んだのが今日の札幌記念。1.5倍の圧倒的1番人気に支持されたように、ここは勝って弾みをつけていざ本番といきたいところ。

しかし、結果はクビ差の2着。

この結果をどう見るか、、、。

初の古馬との戦いで、しかも大外を回って実質直線だけの競馬となったにもかかわらず僅差で済んだというのは、並の馬として考えれば大いに評価できる。が、凱旋門賞を目指す馬としてみた場合。今日の結果は自分としては物足りなかった。

勝ったヤマニンキングリーは必ずしも一線級とはいえない馬。これを差しきれないようでは欧州の名だたる馬を相手にしなければならない凱旋門賞ではかなり分が悪いだろう。古馬に混じって2着に来るんだから相当の器であるには違いないが、よく考えるとこれまで勝ってきたのは同世代の牝馬相手のレースばかりで、牡馬という意味では皐月賞馬のアンライバルドにデビュー戦で負けているわけだし、飛び抜けて実力が高いというわけでもないのかも知れないなぁ、などと思った。

レース展開にも不満が残る。アンカツは戦前からいつも通り後ろから行くと公言していたし、その先方自体は悪くはなかったと思う。ただ、凱旋門賞はかなり厳しいレースになると思うので、できれば内を突いて馬群をさばくようなレースを試してもよかったのではないか。このままだと、本当に厳しいレースを経験しないまま本番を迎えて、結局経験不足から結果を残せずに終わるというストーリーが頭に浮かんでしまう。札幌の洋芝を経験したことで、ロンシャンの馬場に対する抵抗感は多少薄れただろうとは思うが、もう少し本番のことを見据えたレースをして欲しかったな。

まあ本番は我々は馬券を買えないわけで、その意味では純粋にスポーツとしてレースを見守るしかないわけだが、せっかく挑戦するのだからいい結果を残して欲しいし、ぜひ歴史を変えてもらいたいと思う。

宝塚記念

はい。はずれです。。。

今回の本命はディープスカイ。そりゃ、天皇賞、JC、安田記念とあれだけのレースを見せられたら力関係は上と思うよね。これらのレースでは勝ち切れていなかったものの、NHKマイルやダービーでは他馬を寄せ付けない勝ち方を出来ているだけに、いわゆる善戦マンではないだろうとも思ったし。メンバーが手薄なここでは、取りこぼしたとしても2着には来るだろうと思っていた。

が、、、結果は3着。

若干かかり気味に見えたこととか、直線の短いコースだったこととか、安田記念の反動とか、1600m戦のあとの中距離戦とか、+14kg のあとの -8kg とか、伸びなかった原因はいろいろと考えられるが、ドリームジャーニーはともかく、サクラメガワンダーも差しきれないようでは言い訳は出来ないだろう。誰かが「神戸新聞杯以降勝てていないような馬が凱旋門賞などとはおこがましい」と書いていたが、もしかしたらそこまで強い馬ではなかったのかも知れない。

これで秋以降は俄然混迷の様相を呈してきた。ディープスカイの復帰戦には改めて注目が必要だな。

ちなみに対抗に推していたアルナスラインは、ディープスカイが伸びなかったことで外が封じられてしまったのはちょっとかわいそうだった。スムーズだったら4着はあったかな。

余談だけどカンパニーはこれで GI で4戦連続4着。どうしてこうも4着が好きなのか。。。重賞で5戦連続3着したディアデラノビアとか、有馬で3年連続3着したナイスネイチャとかを思い出すなぁ。

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