
試験も終わったのでようやく読書も再開。
話の舞台は京都。京大に入学してサークルにも入らずプラプラとしていた主人公・安倍が、葵祭で怪しげなサークルに勧誘され、何の因果かホルモーなる競技 (?) に足を踏み入れることになる、というようなお話。
ホルモーとは、10人1組のチームを組んで小さい鬼合計1000匹を兵として操ることで合戦を行うという架空の競技。若干ファンタジックな設定ではあるが、ホルモー自身に意味があるというよりは、ホルモーをとりまく青春ストーリーといった感じの作品になっている。
好きな女の子に思いを打ち明けられないこととか、全く予想もしていなかった女の子に思いを寄せられたりとか、またはサークル活動に一生懸命に打ち込む姿とか、そんな若かりし頃にしか体験し得ないような淡い思い出みたいなものがモチーフになっている。話自体は非常にばかばかしい内容ではあったので、最初の方は正直全部読み切れるかと不安になることもあったが、結局最後には安倍に感情移入できてしまうというのはやはりテーマが普遍だからなんだろう。
久々の読書でちょっと勘を取り戻すのに時間がかかったが、リハビリとしてはこういう軽い本はあっていたように思う。
さて、これから積ん読になっている本を徐々に片付けていかないと。。。