
秋の GI はまことに幸先の悪いスタート。
今回注目したのは5頭。なかでもスリープレスナイトの選択が大きな分かれ目になるとは思っていた。この馬、4連勝で確かに底は見せていないが、勝っているレースがCBC賞に北九州記念と、正直レベルの高くなかったレースであることに加え、いまだ GI を勝ってない上村にも大きな不安があった。上村と言って思い出されるのはサイレンススズカに乗って暴走したプリンシパルS。さすがに10年以上たって熟練してきているとは思うが、いまだあの頃の姿が忘れられず、全幅の信頼は置きづらいところ。
ということで、ここは1つひねって、レースのレベルは高かったと思うセントウルSの1, 2着 (カノヤザクラ、シンボリグラン) を軸にして、スリープレスナイト、ビービーガルダン、スズカフェニックスへと流した。
が、レースは軸にした2頭がともに出遅れて後ろからのスタート。ウエスタンビーナスが飛ばすも3ハロン目ぐらいはだいぶ落ち着き超ハイペースとはならず。その分先行馬が残る展開になり、スリープレスナイトにしてみればまさに完璧な展開。先行してそのまま押し切る横綱相撲で勝利。2着には調教での不調がささやかれていたために切ったキンシャサノキセキが入りあえなく撃沈。
レースが終わってから新聞をよく見てみると、カノヤザクラもシンボリグランも出遅れ癖がある馬なんだね。。。短距離でしかもこういう流れになってしまうと、よっぽど切れる脚がないとだめだろう。その意味では、軸馬選びから失敗していたんだから仕方ない。
ま、今回は上村もよく乗ったと言うことであきらめて、また2週間後にリベンジしたい。
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ところで、実は昨日はフランスで行われた凱旋門賞に日本からメイショウサムソンが出走していた。が、結果は10着とさんざんだったようだ。なんでもスタートで後手を踏んで流れに乗れなかったとのこと。レースの映像を見ていないので何とも言えないけど、この辺がどうも最近の武の不調ぶりを象徴している気がするよな、、、。ま、レースは1番人気の3歳牝馬が快勝したようなので、その意味ではスムーズに運んだとしても勝つのは難しかっただろうな。やはりディープインパクト並の馬が斤量の有利な3歳時に挑戦しないと難しいのかも知れない。