
一晩経ってだいぶ落ち着いて冷静にはなってきたけど、それでもまだこの怒りは収まらない。
すべてはメイショウサムソン。
中山の2500mはスタートしてすぐコーナーになるため、内枠にいればそれだけでスムーズに先行できるはず。が、なぜかメイショウサムソンはスタート直後からずるずると後退。ジャパンカップの後、武が「自分の乗り方が悪かった」といったまさに同じ位置でのレース運び、そして内枠の利を全く活かせずに4コーナーでは大外をぶん回す荒っぽい乗り方。結局全くいいところなく惨敗。そしてそれをマークしてたと思われるポップロックも結局見せ場なし。
で、「穴ならこの馬!」と思って3連複の相手に入れていたマツリダゴッホがまさかの優勝。
メイショウサムソンとポップロックが実力通り走っていれば3連複大的中も可能だっただけに、返す返すも武のダメな騎乗ばかりが目立ってしまう。
はー、ほんとショック。
レース後、武が「前に行きたかったが馬が行く気になってくれなかった」的なコメントを出していたので、馬の調子も今ひとつだったのかも知れないけど、それでも絶好調だった前走もやっぱり同じ乗り方をしていたあたりとか、それ以外にも同じパターンで敗れる姿を何度も見せられていることも考えると、もしかしたら武は「馬を先行させる能力」が著しく欠けているのかも知れない。
それにしてもマツリダゴッホはうまく乗ったねー。蛯名も久々の GI 勝ちになってほんとによかったと思うし、サンデーの子がまだまだ頑張っているというのも感心するばかり。
ダイワスカーレットは今回無印にしたけど、やっぱりかなり強いね。どうもタキオンの産駒ということで長距離適正に疑問符を付けていたけど、展開がスローなら全然持つね。兄のダイワメジャーも大幅増ながら昨年と同じ3着だし、この兄弟は幅が広いのかも。3歳牝馬の連対はあのヒシアマゾン以来だし、この馬も古馬になっても息の長い活躍をしそうな感じ。一方のウオッカは今回はちょっとだめだったけど、これは参考外だろう。この2頭は来年はヴィクトリアマイルあたりで激突するんだろうけど、ここでどっちに軍配が上がるのか、今から楽しみだ。
ということで、今年の中央競馬も終わり。全体としては、前半は荒れまくってたせいもあってひどかったけど、後半はまずまず当たった方かな? あとは東京大賞典を残すのみだけど、まあ当たらないだろうから、参戦するかどうかは流動的。