
タイトルに惹かれて買ってみた。
が、、、かなり期待はずれ。
最初の方こそ「タケコプターの実現方法」とか語ってるんだけど、だんたんドラえもんという作品評に傾いてきて、しまいには「子供の教育にはドラえもんが最適」という持論を押しつけているだけ。
2112年に本当にドラえもんが誕生するという根拠が示されないばかりか、科学的なところの説明もかなりゆるい。ま、理系でない人を読者の対象としているのだろうからあんまり細かく書いてもしょうがないとは思うけど、それにしても、ちょっと疑わしいような主張が至る所に出てくるので「根拠を示せ」と言いたくなる。
科学技術の進歩が必ずしも幸福を意味しないという主張はとてもいいけど、それにしたって結局藤子・F・不二雄の受け売りな訳で、正直かなり内容は薄い。
ま、ちょっとがっかりだったけど、いい暇つぶしにはなった。