
旅行中に読んだ本。
以前から松本清張の作品の素晴らしさに感銘を覚えていたのだけど、読んだ本と言えば例の「宮部みゆき責任編集」の短編集のみ。長編はこれまで読んだことがなかったので、まずは氏の代表作というべきこの作品に手を出してみた。
で、感想は、、、。すごいの一言。さすが松本清張。読者を引きつける表現力、巧妙なトリック、じわじわと追いつめられる被疑者。そして衝撃のラスト。
これを読むと、世の2時間サスペンスはすべて氏の作品の構成を踏襲してるのではないかと思われるほど、とても秀逸。
もう40年以上も前の時代設定ではあるけど、それでも普遍的で色あせない部分ばかりが目立つというのは特筆すべき。
ほんと、面白かった。