
今日、出かける途中の電車の中で「アヒルと鴨…」を読み終わってしまったので、何か軽めの本をと思って手に取った見た本。
最愛の妻を亡くし、もともとうまくいっていなかった仕事も辞めてしまった主人公の父親が見つけた心安らげる場所。廃墟と化したその場所に住んでいる「アルゼンチンババア」と父親が織りなす恋愛に、やがて娘である主人公も心を開いていく、という話。
これまで自分が読んだよしもとばななの作品と比べるとそれほど重苦しい感じはしないけど、しっかり彼女らしい作風にはなっていた。
しかし、この本、短すぎ、、、。結構大きな字が使われていて、しかも各ページの下余白が結構広いにもかかわらず、文章は70ページくらいしかない。短編集の一部として出せばよかったのにね、、、。