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浅田次郎「椿山課長の七日間」



読んだのはだいぶ前になるけど、書くのを忘れてた。

過労により突然死したデパートの課長椿山が、初七日までの間現世に変えることを認められ、家族や友人の行く末を見届けるという作品。同じように現世に変えることになった2人の話とも微妙に絡み合い、それぞれが「筋」を通して戻っていくというストーリー。

現世へ戻るシステムがかなり突飛。基本的にはドタバタだが、現世に残った人間の本当の思いを聞くにつれ、徐々に椿山が納得している過程には好感が持てるし、サイドストーリーも充実している。

個人的にちょっと最後はしらけ気味になってしまったのは残念だが、ま、悪い作品ではないかな。

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