ところで、よくニュースなんかで耳にするこのフレーズ↓
「…台風xx号はxx時に熱帯低気圧に変わり、…」
そもそも台風と熱帯低気圧の違いって何だろうと思い、ちょっと調べてみた。ソースはこのあたり:
→ デジタル台風
→ 秋田地方気象台
wikipedia も情報量は豊富だが、難しく、分かりにくかったので却下。。。
まず、日本周辺で発生する低気圧にはこんな感じ↓の分類があるらしい。
低気圧 (Cyclone)
├─ 熱帯低気圧 (Tropical Cyclone)
│ ├─ 台風 (Typhoon)
│ └─ 一般の熱帯低気圧
└─ 温帯低気圧 (Extratropical Cyclone)
一般に低気圧といった場合は「温帯低気圧」を指し、日本で発生する低気圧はほとんどこの温帯低気圧になるらしい。そして、温帯低気圧の特徴は、寒気と暖気が入り雑じって出来ているところにあるらしい。
一方「熱帯低気圧」は、熱帯や亜熱帯の海上で多量の水蒸気が熱せられて上昇することによってできる低気圧で、寒気は交じっていないらしい。
つまり、温帯低気圧と熱帯低気圧では出来方も性質も違うということ。なので発達の仕方も違うらしい (あまりよく違いが分からないが、、、)。
そして肝心の台風だが、これは「最大風速が 17.2 m/s を超える熱帯低気圧」というのがその定義らしい。つまり、風速が熱帯低気圧と台風を分けるポイントということらしい。
だから、熱帯低気圧が発達して風速が強くなると台風に変わるし、逆に弱まると台風が熱帯低気圧に変わるということらしい。
さらに、台風や熱帯低気圧が温帯低気圧に変わることもしばしばあるが、これは低気圧としての構造が変わることを表わすらしい。熱帯低気圧が北上するにつれて寒気を取りこんだ形になればそれが温帯低気圧に変わる要因になるということか。
面白いのは、熱帯低気圧というと台風との関連からも強い低気圧というイメージがあり、それに対して温帯低気圧が弱い様な印象を受けるが、これは必ずしも正しくないということ。あくまで構造上の違いであって、熱帯低気圧よりも強力な温帯低気圧もごまんといるらしい。
いやー、勉強になった。