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岡嶋二人「99%の誘拐」



幼い頃誘拐事件に巻き込まれた少年が、大人になり復讐のために誘拐を企てると言うお話。

この作品自体は20年くらい前に書かれたものではあるんだけど、「この文庫がすごい」で1位になったこともあり、3ヵ月位前から本屋さんで平積みになっていたりする。

やはり、こういう評価がされているだけあって、なかなか面白かった。特に最初の事件の犯人の巧妙な手口には唸ってしまう。ま、本題の事件のほうは若干リアリティがないけど (うまく行きすぎ感が)、続きがすごく気になるし、文体も読みやすい感じだったので短時間で読み切ることが出来た。

10点満点で8点くらいかな。
この作品、前々から読んでみたいリストには入っていたんだけどなかなか読めていなかった。ところが最近になって確か東スポ (だったかな?) で「この作品が仙台の事件に酷似している」という記事を読み、急きょ priority をあげて読んでみた。

が、正直、全然似ていない。最初の事件のくだりで新幹線から急行に乗り換えさせているところが辛うじて似ていると思われるところだけど、今回の事件とはえらい差がある印象。ま、東スポの記事を鵜呑みにするなっていうことかな。。。

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