
幼い頃誘拐事件に巻き込まれた少年が、大人になり復讐のために誘拐を企てると言うお話。
この作品自体は20年くらい前に書かれたものではあるんだけど、「この文庫がすごい」で1位になったこともあり、3ヵ月位前から本屋さんで平積みになっていたりする。
やはり、こういう評価がされているだけあって、なかなか面白かった。特に最初の事件の犯人の巧妙な手口には唸ってしまう。ま、本題の事件のほうは若干リアリティがないけど (うまく行きすぎ感が)、続きがすごく気になるし、文体も読みやすい感じだったので短時間で読み切ることが出来た。
10点満点で8点くらいかな。