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Antoine de Saint-Exupéry「星の王子さま」(池澤夏樹訳)

ずっと読みたかった本。やっと読むことが出来た。

最近 Le Petit Prince の新訳が次々と出て来ていることもあって、本屋に行ってどれを買っていいものか、色々と悩んでしまった。基本ということではあえて内藤濯訳を買うのもありではあったが、サイズが大きく、電車の中で読むのは若干辛いので、まずは池澤夏樹訳の文庫版を攻めてみることにした。

まぎれもなく名作。手放しで褒めちぎれる作品だし、読みながらこれだけ心を動かされた作品には出会ったことなかったので、まさに衝撃だった。

正直、どう感想を書いたらよいのか分からない。自分の中途半端な文章力ではこの作品のよさを表現することはできないという気もするし、そもそもこの作品は決して一つの側面から決め付けるような捉え方をしてはいけない作品だと思う。

そして、きっと読めば読む程、また新しい発見があるのだろうと思う。

ただ残念だったのは、文庫版は印刷がモノクロなので、ぜひ次は違う人の訳でカラーの挿絵を見ながら読んでみたいと思う。

有名な本なので、子供の頃とかに読んだことがある人も多いと思うけど、むしろ大人こそこういう作品を読むべきだと思うし、また「夜間飛行」や「南方郵便機」を書いたサンテグジュペリの作品という観点から読みなおしてみるのもいいのでは。

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