水中泳法撮影会

この前もちらっと書いたとおり、土曜日に「水中泳法撮影会」なるイベントに参加してきたので、その報告を。

実はここ1年ぐらい泳法改善に取り組んでいる。昔からの知り合いの方々はご存じのように、自分の泳ぎにはとにかく左右にぶれまくる。この欠点を直す1つの方法として、2〜3年前からとある方面で話題になっていた「2軸泳法」というのを目指して自分なりに練習してきた。

今までいいとされていたクロールのかきは、体の真ん中のラインを軸として上半身だけを回転 (ローリング) させつつ、腕を外→内→外と S 字を書きながら回していくというフォーム。自分の悪いところはこのローリングがうまくできないというところ (下半身も一緒に回ってしまう) にあったので、ローリングしなくていい2軸泳法というのは自分にあっているんじゃないかと思ったのがきっかけで取り組み始めたもの。最初は違和感があったけど、徐々に慣れてきて、この泳ぎでもいいタイムが出るようにはなってきていた。

とはいうものの、やっぱり客観的に見てみないとちゃんと泳げているのかなかなか分からないもの。そんなときに公共のプールで無料で水中を撮影してくれるというまたとない機会に出会えたので、迷うことなく参加を決意。

で、取ってもらった結果がこちら。(注: 音が出ます!!)

まずは横からの撮影。



続いて前から。



見てみて思ったこととしては、

- キックのタイミングがバラバラ。4ビートなのか6ビートなのか分からない。
- キャッチがうまくできていない。
- ある程度意識して外側をかいているのだが、それでも左手はちょっと外過ぎるかも。
- 一応最後までちゃんとかききれているようには見えるかな。
- 体のブレもそんなにない。
- でも横から見るとストリームラインはあんまり出来ていないかも。

と、まあいろいろなことを知ることが出来た。

ところで、今月号の SWIM という雑誌に「ストレートプル」という話が載っている。記事を読んで興味があったので動画も見てみたんだけど、撮ってもらった自分の泳ぎにかなり近い。別にストレートプルを意識して泳いだわけではないのだけど、回転の少ない2軸で泳ごうとすると S 字はしづらくなるということなのかな。

この泳ぎ方が速いのかどうかはまだよく分からないけど、記事によればトップ選手でもストレート気味にかく人が多くなってきていると言うことなので、もしかしたらこれがだんだん主流になっていくかもね。

それにしてもこういう貴重な機会を設けてくれたさがみはらグリーンプールには本当に感謝している。当日その場で出した「USBメモリで欲しいんだけど」という要望にも応えてくれて、おかげでこうしてゆっくりと自分の泳ぎを見ることが出来てほんとによかった。この場を借りてお礼申し上げます。

機会があればまた是非参加したい。

練習 2008/5/31

@さがみはらグリーンプール

fr 800x1
easy 100 + 300

total 1200

今日の主たる目的は、ここのプールで行われた「水中泳法撮影会」。ただ、せっかく行くのでちょっと泳いどこうと思って、始まる前に軽く練習。800は後半400を強めに泳いだので、距離の割にはそこそこ疲れたかな。

で、撮ってもらった映像は、MPEG-4 でコピらせてもらったので、先ほど YouTube にアップしてみた。

映像は1回プールで見ただけなので、またちゃんと見た後に解説付きでリンク張りたいと思ってます。

練習 2008/5/24

@さがみはらグリーンプール

fr 1500
fr 200x2 3'15"
down 100

total 2000

大会明けということもあり、軽めの練習。距離は稼いだけど、あんまりスピード上げなかったからね。

たまにはまったり練習で済ますのも重要かも。

水着騒動

水着メーカの SPEEDO が今年開発した水着がすごいことになっているらしい。何でも水着が泳ぐときに発生する体の振動を抑えることが出来て、その結果タイムが飛躍的に向上すると言うことのようだ。一部には水着素材による浮力向上疑惑が報じられていたり、使用禁止を求める声が出たりとまだまだ予断を許さない状況ではあるが、一応スイマーとして一言。

スポーツ用品メーカはよりよい道具作りに日夜奮闘している。水着についても、これまでブーメラン→スパッツ→全身と形が変わったり、表面に鮫肌加工をしたりと、オリンピックを迎えるたびにそれなりの技術革新が行われてきた。しかし、これらの変化というのは人間の泳力向上と比較すると微々たるものであり、水着によってタイムが大きく変動するほどの自体というのは想定されていなかったというのが現状。

そこに来て SPEEDO がめざましい技術革新を成し遂げてしまったからさあ大変。これまで SPEEDO を使っていた人はほくほくだけど、他のメーカを使っていた人はやれ不公平だ、やれドーピングと同じだと騒ぎ出す始末。

SPEEDO がきちんとルールを守って水着を作っているのかは正直分からないところではあるが、もしちゃんとルールに則った上で開発したものであるとすれば、これはたゆまぬ研究努力の成果であり、何ら不公正となじられるべきものではない。残念ながら SPEEDO が日本水連の指定する水着メーカとなってないことから、SPEEDO を責めるような論調の報道がなされている節があるけど、むしろこれだけの伸びしろがあるのに努力を怠っていた他のメーカこそ糾弾されるべきだろう。

水着で結果が左右されてしまうというのは、頑張って練習してきたスイマーからすれば納得いかないことかも知れないが、道具を使わないスポーツというのはないわけで、多かれ少なかれ道具に左右されてしまうのは致し方ない。今までこれほどまでの差がでなかったのに、ここにきて急に差が出てしまったのは不運としか言いようがないが、こういうことも起こりえるとしか言いようがない。

何か SPEEDO の水着 (レーザー・レーサー) を使用禁止にしようなどという不穏な動きもあるようだが、SPEEDO 社の努力を無駄にしないよう、常識的な判断が出ることを願いたい。

ちなみに SPEEDO といえば、日本でも有名なブランド (自分が高校生の頃は SPEEDO か ARENA かという感じだった) ではあるが、日本では実はミズノの OEM という位置づけだった。が、去年あたりに急にミズノと SPEEDO の契約が解除になり、ミズノはミズノブランドで水着を作ることになったようだ。日本での SPEEDO の版権はゴールドウィンに移ったようだけど、正直水着メーカというイメージがないので、しばらく苦戦するのではないだろうか。一方のミズノも、SPEEDO というブランドがあまりに強すぎたためにやはり苦戦は必至。となると、日本では ARENA ブランドを手がけるデサントが一人勝ちというパターンも想定されるな。

短水路マスターズ

@さがみはらグリーンプール

100Fr: 1'02"40 (29"69 - 32"71)

朝早かったのでかなりだるく、大丈夫なかなと思ったけど、こういうときは得てしていいタイムが出るもので、久々に 1'02" 台 (しかも前半) という好タイムをたたき出すことが出来た。2秒台前半というのは、マスターズに出るようになってからの13年を振り返ってみても記憶にないし、思っても見なかったタイムなのでめちゃめちゃうれしい。

# ちなみに去年は 1'03"27、3年前は 1'03"60。

ここ1ヶ月ぐらいは週2で練習が出来ていたので、その成果が出たと言うことかな。練習でのペースはあんまり上がっていなかったので半信半疑だったけど、やっぱり量をこなすことで基礎泳力をつけることができるんだろうな。

最後はかなり浮いたので、もうちょっと練習すれば 1'01" 台も夢ではないかも。ま、その「もうちょっと練習」というのが難しいんだけど、、、。

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