懐かしのレーシングカー:My Dear Old Racing Cars

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TOPIC 08
*Goodwood*

グッドウッドってご存知ですか?
ヒストリックカーの聖地みたいな所です。
そこで開かれるのが、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード。イギリスのチャールズ・マーチ卿が1993年に創始したヒストリック・モータースポーツイベントです。
このイベントには、世界中からありとあらゆるレーシングマシン、歴代の名レーサー/名ドライバーたちが集まります。そして、当時活躍したマシンがレストア(復元)され、そのマシンにゆかりのあるライダーやドライバーが実際に全力で走らせるなど、文化的にも意義深いシーンを数え切れないくらい目の当たりにできるのです。
今回は、2002年、2003年にグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに参加した方から写真の提供を受けたのでそのマシンたちを紹介します。
まずは、2002年前編です。

Lotus72
わたしの一番好きなF1マシンです。シャープなスタイル。でも、決して直線だけで出来ているわけではない。美妙な曲線で構成されたウェッジシェープの中に革新的なアイデアが詰まったマシンです。当時では珍しかったサイドラジエター、インボードディスクブレーキ、トーションバースプリングのサスペンション。何より良いのが、エンジンがしっかり見えるってこと。F1マシンはやっぱりエンジン、サスペンションなどが見えるのか美しいですね。機械としての機能美がいい! マシンって言うくらいですから……
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Ferrari312T
イギリスのマシンとは違った美しさのマシン、それがフェラーリですね。独特のワイドなボデーに水平対抗12気筒エンジンを積んだマシンです。フロントタイヤ直後に配置されたラジエターとシャープなノーズに配置されたフロントウイング。この独自性が素敵ですね。
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HondaRA301
ホンダがF1に参加した第一期最後のマシンですね。RA302が最後のマシンって言うことも出来るかもしれませんが、実質こちらRA301が最後のマシンって言っていいでしょう。


Lotus76
これまた珍しいマシンです。ロータスでは72があまりにも長く活躍したので、すっかり影の薄いマシンです。72の後継マシンとして開発されましたが、72のタイムを上回れなかった為、このマシンが登場しても、チームは72で走り続けました。写真のマシンは、76の初期マシン。非常に珍しいマシンです。


Lotus78
皆さんご存知、ウイングカー78です。あえてウイングカーって言わせてください。ベンチュリーカーって言わせないでください。空力の重要性を認識させた、現在のF1マシンの基礎を築いたマシンっていいのでは?


Lotus79
78の進化型、79です。美しさと活躍ではこちらが上。なによりチャンピオンマシンですから。でも、衝撃では78が上かな……。