
ついに6巻中4巻まで制覇。
3巻まではどちらかというと、たぐいまれなる才能を持った巧が等身大の自分といかにして向き合えるのか、そして豪というパートナーと出会って巧がどう変わっていくのか、というようなテーマで描かれていたと思うが、4巻では様相が一気に変わって、主に豪が突出した才能を持つ巧の扱いに苦しみ、悩む姿が描かれている。
そ自分が偉そうに評価するのも非常におこがましいが、この本からあさのあつこの文章力が格段にレベルアップしたような印象を受けた。展開ががらっと変わったこともさることながら、読み手を引きつける表現がそこかしこに散りばめられていて、つい一気に読み終えてしまった、という感じ。
あと残り2巻だが、そちらもかなり楽しみになってきた。