
元アメリカ副大統領のゴアさんが、自身のライフワークとも言うべき地球温暖化問題に対してまとめた本。
自分も地球温暖化をはじめとする環境問題については大いに関心があるし、何とかしなければという思いも強く、ちょっと前に購入してあったんだけど、なかなか読む暇がなく、今日やっと読んでみた。
いやー、この本はすごいです。元々ゴアさんがいろんなところで演説に使ってたスライドをベースとしているということもあるけど、何より写真や図表がふんだんに使われているのでとてもわかりやすい。
今地球が直面している地球温暖化の問題が、一刻の猶予も許されない事態であるということ、今既に悲惨な状況に陥っている地域があるということ、そして今後50年の間にどんなことが起こりえるのかがとてもよく分かった。
温暖化がちょっとでも気になる人は、ぜひこの本を読んでみて欲しい。
# たぶん、ブッシュと Exxon Mobil が嫌いになると思うけど。。。
今年の暖冬が温暖化の一環だという主張もある一方で、じゃあ温暖化を防ぐためにみんなが努力しているかというと、これは全然なってないだろうと思う。暖冬とはいっても寒いことは寒いし、傾向的な温暖化をなかなか実感できない訳で、その意味で他人事だと思っている部分もあるのだろうけど、それよりも何よりも、今の便利な生活を犠牲にしてまで温暖化を防ぐ意味があるか、というある意味刹那的な考えを持っている人が多いこと、それに自分一人が何かしたところで全体的な温暖化は止められないと思っている人が多いことが原因なんじゃないだろうかと、個人的には思っている。
確かに自分の生活を犠牲にするのは難しいことだけど、でも、自分にできることをちょっとずつでも実践することが、「塵も積もれば山」で大きく効いてくると思っているし、実際この本にはそれを示すデータもいくつか載っている。
とりあえず、
- 電球を省エネなものに変える
- 極力飛行機を避け、可能なら電車を利用する
- クーラーの設定温度を1〜2℃上げる
とか、その辺は実践していかないとね。