私が読書好きなのは、ここを読んでいただいている皆さんには認知いただいているかと思うけど、本を物色しようと書店に向かうたび、いつも不満に思う点がある。
それは、書店での本の並べ方。
一般的に、書店ではジャンル毎に置き場を分けて陳列してあり、さらに各ジャンルの中でも何となく関連のありそうなものがまとめて置かれていたりする訳なのだが、こと小説に限っては、分類の仕方が「出版社別」となっているところがかなり多い。というか出版社で分けていない書店はほぼ皆無といってもよいだろう。
普通、自分が読みたい本があれば「タイトル」や「著者名」で検索したいと思うだろう。こうした分類ではなく「出版社」で分類されてしまっていることにより、例えば一人の作家の本を探すのにも本屋のいろんな棚を見に行かなければならず、とてもめんどくさい。もっと言うと、一生懸命探したあげく目的の本の在庫がなかったりすると本当にがっかりする。
もちろん、書店側にも「入れ替えのしやすさ」「棚卸しのしやすさ」「人件費の問題」などいろいろ言い分があるんだろうが、読者としてみれば読みたい本さえ見つかればそれが新潮文庫だろうが文春文庫だろうが関係のない話。小説以外のジャンルではこうした分け方はされていないはずなので、小説にだけこうした縛りをかけるというのはちょっと納得しがたい。
私の「よい本屋」の条件とは、自分の読みたい本が見つかりやすいという点 (ディスプレイの仕方という点も含め) だと思っているので、本当に顧客のことを考えるのであれば、出版社別という分け方は撤廃して、ぜんぶまとめて著者名で並べてくれないかなぁ。
- コメント
- でも、出版社別でなくなると出版社別の
カラーが出にくくなっちゃいますよ。
同じ著者でも出版社ごとに内容を
変えている人もいますし。
あと、出版社ごとのカラーの違いが
一番大きいのは、たぶん少女マンガ系ですね。
もともとマンガは、雑誌掲載をコミックス化
している関係で、同じ出版社ほど知っている
可能性が高くなるのに加えて、
少女マンガ系は最も細分化が進んでいるので、
出版社ごとに必ず分類されていますね。
-
- yamachita
- 2006/09/02 7:35 PM
- この文章を書いた時、マンガのことはあまり考慮してなかったけど、確かにマンガも出版社で分かれているよね。少女マンガのことはよく知らないけど、一般的にマンガが出版社で分かれているのは、要はマンガの場合「どの雑誌に連載しているか」というのがキーとして非常に重要だからだと思ってます。「この雑誌でこんなマンガがある」という話はよくするし、また雑誌で読んだものを単行本として改めて買う人も多いので、これはこれで理にかなってるかな、と。
ただ、小説の場合、連載されているもとの雑誌を買っている人が果たしてどれだけいるのかという疑問があり、「雑誌→単行本」という連想が読者の側からすると極めて薄い。もちろん、出版社としては特色を出したいというのはよく分かるのだが、それは出版社の論理であって、購入する側の顧客の論理を無視しているというのが不満なんだよねー。 -
- taishi
- 2006/09/02 7:44 PM
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