昨日の話になるが、SGI の Chapter 11 適用のニュースにはかなり衝撃を受けた。
SGI と言えば Un*x サーバ群雄割拠の時代の雄であり、Octane、Onyx、Indy と魅力的な workstation 群を持っていたし、super computer を含む科学技術計算の分野では特に力を発揮していた。が、近年はこれといった特徴が出せずに低迷していた感がある。
自分みたいな若輩者が偉そうにモノを申すのもどうかとは思うが、やっぱり凋落の大きな要因は、Irix を捨てたことにあるんじゃないかなぁと思う。もともと Un*x の Proprietary な技術を持っていた企業の中でも SGI は早いうちから Linux の分野に進出していた感がある。ただ、当時はまだ世間的に Linux が受けいれられる土壌がなかったし、ブームが来た頃には IBM や Dell の陰に隠れてしまい、結局存在感が薄くなってしまった。そんな中で Irix もなんとなく存在が中途半端となってしまい、ユーザが逃げていってしまったように自分の目には映っていた。近年はいろんな切り口で何とか突破口を開こうとしていたように思うが、あまり有効な策とはなっていないように感じる。
日本法人は今回の Chapter 11 適用の影響を受けない (そもそも日本 SGI は NEC の連結子会社らしい) ということだが、働いていらっしゃる皆様にとってはこれから大変だろうなぁと思うし、自分の会社だっていつ何時こんなことになるとも限らないので、ほんと人ごとではないからなぁ。果して SGI は再生できるのか。今後を見守りたい。
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