
久々の宮部。表題の作品を含む、短編のミステリー5本立て。
題材はかなり緩めだが、常に親近感を持たせてくれるストーリー展開が繰り広げられるので、非常に読みやすい。このあたりは「誰か」にも通じるところがあるが、1つ1つの作品が短い分、コクもキレもある形に仕上がっている。
宮部さんは、ほんとに何を読んでも面白いなぁ、と。
ちなみに、各作品の点数を付けるとすると、
- 我らが隣人の犯罪: 7.5点
- この子誰の子: 8点
- サボテンの花: 7点
- 祝・殺人: 8点
- 気分は自殺願望: 8.5点
くらいかな。