先週の木曜日、分倍河原に大型の商業施設「MINANO」がオープンした。
分倍河原は乗換駅だし近くに東芝やNECの工場もあるので乗降客もそれなりに多いが、いかんせん駅前はごちゃごちゃしているし、逆にロータリー側は閑散としているので、栄えているといったイメージは全くなかった。
が、そんな分倍の南側、かつて東芝の社宅があって、20年ぐらいずっと遺跡調査をしていた区域がようやく再開発され、それが何でも入っている複合商業施設になるというニュースを聞いたときには本当に驚いた。
で、今週の日曜に早速行ってみた。
まー、確かに何でもある。スーパーあり、ドラッグストアあり、安売り用品店あり、TSUTAYA、タリーズ、モス、ブックオフ、果てにはサイゼリヤや陳麻屋 (用賀にもあるよね) なんかまで入っていて、これが本当に分倍なのかと思うほど。
TSUTAYA、タリーズ、モスあたりは頻繁に利用することになるだろうし、こうした施設が出来てくれることは地元民にとっては本当にありがたい。
が、その一方で、この施設に行く末に関しては一抹の不安を感じざるを得ない。
はっきり言って街の規模に比べて施設の規模がでかすぎる。特に2階の飲食店は果たしてやっていけるのだろうかという気すらする。オープンして初めての休日の昼過ぎだというのにサイゼリヤは席が空いていたし、タリーズも席が埋まっているようには見えなかった。そもそも外食にしたってわざわざ分倍のサイゼリヤで済ませようという人が果たしてどれだけいることかと思うし、買い物にしても府中に行けばもっと選択肢が広がる中で敢えて分倍で済ませようという人はあまり多くないように思う。
もう1つ重要なのが立地。はっきり言って悪すぎる。周りに何もないところに箱だけ作ってしまったような印象。人が流れるのはあくまで商店街側。東芝の社員だって (TSOL の人以外は) わざわざ南側までこないだろうし、NEC に至っては南武線の西府駅が出来てしまった影響で分倍を利用するユーザは大幅に減るものと推測される。人の流れが全くないところにいきなりどーんと施設だけ立てたところで、中身がよっぽど魅力的でない限りはやっていくのは難しいだろう。
それと、この施設のマーケティング手法にも問題がある。オープンに先駆けていろんなところにポスターが掲示されていたが、これが全く持って意味不明。とりあえず適当にキャッチーな文章を並べて庶民の味方感をアピールしたいという意図が見え見え。かなり薄っぺらい。また、この施設の web サイトも全く持っていけてない。たいした情報も載っていないくせにめちゃめちゃ重い。これでは次にこのページを見ようという気が全くもってそがれてしまう。
作ったはいいもののすぐに寂れて閉店、なんて悲しい結末まで見えてきてしまうこの施設。もっといろんなやり方もあっただろうに、、、。
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