社会民主党北海道連合副代表 山口 たか |
プロフィール
1950年 札幌市生まれ
1968年 光塩女子学院高等科卒業(東京都杉並区
1973年 早稲田大学教育学部中退
1984年~1991年 北海道生活クラブ生協設立に参加、理事を務める
1991年~2003年 札幌市市議会議員(3期12年)
2004年~2006年 北海道東海大学非常勤講師
現在、市民自治を創る会代表、日独平和フォーラム北海道代表、
北海道ウイメンズユニオン執行委員、
北海道認知症高齢者グループホーム第三者評価調査委員、
自衛隊イラク訴訟原告、など。
家族は、夫と子ども4人
衆議院選への決意
社民党 山口 たか
私は、このたび次期衆議院選挙に、社民党から立候補する決意をいたしました。決意へいたるまでの経過と決意をのべさせていただきます。
昨年の参議院選挙では、約11万600票をいただきながら、当選を果たすことができず、応援してくださった皆様に対する申し訳ない思いで一杯です。しかし、自民党の惨敗という結果は、有権者の反安倍、反改憲、反格差社会の現れだったと考えました。この結果で、憲法改悪も遠のくと考え、少しの安堵と虚脱感で、選挙後、しばし、無為の日々を送っていました。秋からは、市民自治を創る会や、日独平和フォーラムの活動を少しずつ再開しました。
その間、作家であり私の選挙のたびに推薦人になっていただいていた小田実さんの告別式や偲ぶ会に出席し、各地で立ち上げてくれた勝手連の仲間と再会し、沖縄・辺野古での基地建設反対の現場へ行き、志を同じくする人々との交流などを通して、この国の政治のあり様に対する憤りが増してきました。
さらに、11月以降の、民主党と自民党の大連立の動き、自衛隊の海外派遣のための恒久法制定の動向、そして、自公と民主党も賛成して成立した労働契約法。このまま、二大政党で推移して本当によいのだろうか。世襲の議員や官僚、大組織の代表やタレントでないとなかなか当選できない国会でよいのだろうか。構造改革や三位一体改革のもとで行なわれた、数々の規制緩和。私たちの暮らしは、格差がさらに拡大し、働いても当たり前の暮らしができない。そもそも仕事がない、一次産業は衰退し、地方は疲弊し、医療や福祉が切り捨てられている。まさに命が脅かされている。競争に勝つことや効率を上げることが至上命題となり、自己責任論が跋扈しています。安倍内閣は崩壊しましたが、彼の内閣で行なった、新教育基本法の制定、防衛庁省昇格、憲法改正国民投票法制定などの数々の悪法は、施行され、発動され、動き出しています。
また、石油製品をはじめ、生活必需品が次々と値上げされて生活を直撃しているにも係わらず、アメリカに追随し、湯水のようにタダで石油を提供し続けている現政権は、国民の生命とくらしを守るという責任を放棄しているとしか考えられません。
以上に述べました、いくつかの状況認識や普通の市民の感覚で政治を変えることの重要性は、地方自治の現場において、市民運動に関わってきた自分が、痛感してきたことでした。
私の、めざす社会は、現在の競争社会の対極にあるものです。誰もが大切にされる社会、高齢者も若い人も、傷がいがあってもなくても、男性も女性も、共に生きる社会、人と人のつながりで、支えあう社会、働きたい人には仕事があり、まじめに働くことでまっとうな暮らしができる社会です。そのような共生社会の実現のために、再度、立候補することを決断したしだいです。
社民党全国大会で会った、多くの若い自治体議員は勇気と希望にあふれていました。私も政党と市民の協働で選挙を行なうことも視野に入れ、元気に活動を始動させたいと考えています。憲法9条平和主義はいうまでもなく、25条の生存権や13条の幸福追求権がないがしろにされている、この惨状を変えるために、私は、社民党の議席確保に全力でとりくむ決意です。