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憲法を活かす政治へ~新年のごあいさつ~

2021年1月1日

憲法を活かす政治へ

社会民主党北海道連合代表 熊谷 吉正

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 新年あけましておめでとうございます。
 誰もが思いを寄せる「平和・自由・平等・共生」を手に取って触れることができるよう皆さんとともに頑張りたいと思います。

 昨年は、コロナ発症で私たちの暮らしといのちの根源まで不安にさらされ、改めて社会の底浅さが見えました。明日を生きるための最優先課題は、雇用、生活、医療、福祉、教育、地域経済、交通機関等とそれらに関わる人々、そして社会的に弱いと言われる子どもたちと高齢者の政策であります。
 「自助優先」のアベスガ政権が続き、不安を抱えたままの越年となりました。コロナ発症以前から課題となっていた医療、介護従事者不足が露呈した事や、公立・公的病院再編・統合問題等、地域によって医療・感染症対応にも大きな差が出ています。
 感染症に関わる専門家や医師会等の危機感を共有せず経済優先のGo toトラベルのさらなる継続に至っては、道民世論から大きく乖離してきました。まだまだ、中小企業事業の継続、営業の時間短縮、正規、非正規問わず生活を支えるためのきめ細かい政策と医療、検査体制の充実も最優先課題であります。
 自民党の長期政権と数の横暴、噓の答弁で民主主義否定、大量の国債発行や利害得失、政治とカネの癒着構造に危機を感じます。「命と健康」を守る緊急事態にも関わらず、軍事兵器爆買い第2弾は敵基地攻撃能力を持つ長射程ミサイルイージス艦2隻導入、沖縄県民無視の辺野古米軍基地建設強行、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)工場建設等、気が遠くなるような数値が直近の紙面で踊っています。
 衆議院、都議選を意識したような後期高齢者の窓口負担を1割から2割にするために所得基準額200万円で手打ちの政府与党調整。「アベスガ政権による選挙のための与党政治復活」。「強くを助け弱気をくじく」格差拡大と新自由主義社会に未来はありません。

 社民党は日本の食糧基地北海道に、田畑はもとより山にも海にも核のゴミ捨ては認めません。東電福島第一原発事故10年の節目です。平和で自然豊かな環境を壊す米軍演習やオスプレイ飛来は認めません。自然再生エネルギー確保、泊原発再稼働、大間原発建設、幌延深地層研究延長、自治体を分断する文献調査にきっぱりと反対します。
 社会民主主義は世界の若者が求めています。若者が安心して子どもを産み育てることができる社会。若者が多様な個性を生かし、安心して教育や持続的に働くことが出来る社会はとても大切です。

 今年は、衆議院選挙です。市民と良心的野党の結集で「アベスガ政権」を倒すため知恵と行動、政策で勝たなければなりません。
 社民党は護憲政党です。社民党はいます、頑張ります。ご支援を心からお願いします。 


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