KE F1 PROJECT
KE F1 PROJECT
*08:試走3(KE007)*
リヤウイング下に取り付けられたオイルクーラーにカバーが取り付けられています。本番では、ここにオイルクラーはなかったので、他に移されたようです。夏場のテストのための配置だったそうです。また、センターカウル(エアインジェクション)後端には穴が開けられています。恐らくは、構想時点では、リヤブレーキ冷却用エア取り入れ口だったのでしょう。でも、リヤブレーキ専用エア取り入れダクトが装着されています。
白い部分は、後から取り付けられたスポイラーです。スポーツカーノーズ自身を前後させて、ダウンフォースを調節する構造になっていますが、調節範囲を超えたダウンフォース不足だったのでしょう。
エンジンヘッドの後部からサスペンション取りつけ部にブラケットが伸びています。この頃までは、ショートホイールベース仕様がテストされていたみたいです。
夏場のテストのためか、ラジエターは大型のものが使われています。
100R出口でスピンした長谷見となにやら打ち合わせするメカニック
この頃から、ロングホイールベースになったようです。エンジンヘッドから、サス取り付け部までの距離が、上のイラストと比べて明らかに開いています。ヘッドとサス取り付け部とを結ぶブラケットも廃止されています。ラジエターのカバーも、タイヤとの隙間を埋めるため追加されています。190mm程度伸ばされたのでしょうか?KE009のホイールベースが2690mmと言うことから、190mmで間違いはないと思います。