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新年のご挨拶 社会民主党北海道連合代表 熊谷 吉正

2017年1月1日

立憲主義・平和主義・民主主義を取り戻そう!

社会民主党北海道連合代表 熊谷 吉正

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 全道の社会新報読者の皆さん、党員・家族の皆さん、そして社民党を支持していただいている皆さんに御礼と新年のご挨拶を申し上げます。
 言葉のみが踊る安倍政権の内実は、立憲主義を壊す命を軽んじた自衛隊員の南スーダンへの派兵。僅かな賃上げ表明と労働法制改悪、東電原発大事故には、犠牲・恐怖を顧みない原発再稼働と莫大な廃炉費用や核のゴミ処理の強行姿勢は、米軍新基地建設を許さない沖縄県民の思いを踏み潰す圧政と同根です。
 いま全ての道民が願う政治は、超少子高齢化時代を生きるために必要な子ども子育て支援、医療や福祉、年金、教育、格差解消等安心と信頼出来る社会です。
 残念ながら、この道しか知らないアベノミクスは路頭に迷っています。その証左に昨年の国会では、TPP批准、駆け付け警護の閣議決定、年金カット法、カジノ法等、国会審議を通じた説明責任すら果たさず、権力で議論を封殺する稚拙な行為に表れています。
 TPP参加批准審議では、日本の食糧基地北海道の第一次産業崩壊に直結する危機意識がなく、影響に対しては個別対策費をちらつかせて大企業優先の経済成長を強調。地域経済を支える労働者の4割が不安定な非正規雇用の実態に加えて人材確保が深刻な問題になっています。道内の各自治体も人口減少に苦しむ中で「地域創生」のかけ声と矛盾するJR各線区の廃止、競争を煽る「トップランナー方式」導入で民営化促進策は地方財源を脅かす新自由主義路線そのものであります。
 社民党は来る総選挙で良心的野党の結集を軸に、活憲によるくらしと平和・泊原発再稼働反対・北海道に核のゴミを捨てさせないで安心な食料基地北海道と観光立国を創るため奮闘します。