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北電泊原発3号機の営業運転再開に抗議する

               2011年8月17日
社会民主党北海道連合
 代表 道林 實
  

声明
 

北電泊原発3号機の営業運転再開に抗議する

 異常な長期の調整運転中だった北電泊原発3号機は、北海道知事の17日「容認」の態度表明により営業運転再開が強行される。
この営業運転再開は、東京電力福島第1原発事故後、全国初めてのことであり、極めて大きな怒りと憤りを覚えるものである。
また、営業運転再開をする北電はもとより、そのことを推し進めてきた政府・経済産業省、また道民の多くの反対の意思を踏みにじり営業運転再開容認とした北海道知事に対しても強く抗議するものである。

 そもそも、東電福島第1原発巨大事故の原因解明ははかられたのか、脱原発・自然エネルギーへの転換を求める道民世論への説明はどう丁寧に行われてきたのか、原発の安全管理に徹すべき経済産業省・保安院によるこの間の原発情報への監視活動や原発住民説明会へのやらせ関与の事実はどう責任の所在含め整理されてきたのか、泊原発周辺4カ町村のみならず後志管内自治体や北海道の地域住民に対する説明責任はきちんと行われててきたのか、第1次産業と観光と歩む北の大地にあい入れない原発推進は未来に禍根を残さないのかなど、どれをとっても北電泊3号機営業運転再開容認の根拠は何もないはずである。

 あらためて、営業運転再開の無理押し・ゴリ押しをはかる北電、政府・経済産業省、そして道民の安全な暮らしといのちを守るべき知事の責任放棄ともいえる今回の容認の態度表明は、その責任をきびしく責められるものである。

以 上
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