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2008年プルサーマル計画に関する公開シンポジウムにおける北海道電力「やらせ」問題についての要請書

北海道電力株式会社 代表取締役社長 佐藤佳孝 様

2011年8月26日
        社会民主党北海道連合
         代表 道林 實
  

2008年プルサーマル計画に関する公開シンポジウムにおける北海道電力
「やらせ」問題についての要請書

 日夜のご活躍おつかれさまです。
さて、報じられるところによると、2008年10月12日に道と地元4町村により岩内町で開催された「プルサーマル計画に関する公開シンポジウム」において、事前に北電による「計画推進の意見を述べるよう」にとの社内メール送信の「やらせ」があったとのことです。
 このことが事実とすれば、公開シンポジウムの性格と内容を著しく歪め、シンポジウムで出された意見は道の最終判断の材料にもなっており、極めて重大な問題と言わざるを得ません。かつまた、北電の組織的意識的による、行政への介入とも言えます。
 いまだに、福島原発事故の被害と放射能汚染が広がる中、その原因解明もいまだされないなか、異常にも長期の調整運転を行ってきた北電泊原発3号機の営業運転再開が強行されましたが、今回の事態を受けて、まずこの3号機の営業運転を、ただちに取りやめるべきです。
 そして、今回の「やらせ」問題の事実実態調査を行うこと、部外の原発反対意見などの有識者も入れた第三者委員会をつくり、きびしく社内外の監査を行うべきと求めます。
また、2012年春予定のプルサーマル計画もただちに撤回すべきです。
 さらに、かねてから指摘されている泊原発周辺の活断層の問題など、幅広く道民の意見や考えを広範に聞く場と機会を、推進する側の責任として開催すべきです。
 原発への不安の増大と自然エネルギーへの転換を求める国民世論が7割にも高まっていることを正視するなら、今回の「やらせ関与」の報道事実などは、一点の曇りもなく解明をはかること、また、北海道民の信にこたえるためにも、脱原発・自然エネルギーへの促進をはかるように強く求めるものです。          

以上
                                                                           
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