社会民主党北海道連合

２００８年プルサーマル計画における北海道電力「やらせ」問題での北電要請書

　日夜おつかれさまです。
　さて、2008年８月３１日泊村で開催された国主催の「プルサーマル計画に関するシンポジウム」において、貴社による社内メール送信の「やらせ」があったことについて、その責任は極めて重大です。
　また、当初７月の経済産業省への報告では「社員の動員も発言要請もなかった」としながら、今になって事実を認めた意図的な対応についても、同じものです。
　先に８月２６日にも要請書を送付していますが、言うまでもなく、先に発覚した同年１０月道主催シンポにおいても行われており、これらの一連の「やらせ」の事実は、公開シンポジウムの性格と内容を著しく歪め、意図的な意思によりプルサーマル推進という誤った判断がされており、極めて容認できない重大問題です。
　かつまた、事業者自らの組織的意識的介入という事実は、その社会的責任すら放棄するものと言えます。
　いまなお、福島原発事故の被害と放射能汚染が深刻な中、今回の「やらせ」問題を通じて、貴社の社会的責任を踏まえ、事実実態調査を外部の原発反対意見などの有識者も入れた第三者委員会をつくり、きびしく社内外の精査を行うべきと考えます。
　また、今回の事態の重大さを受け止めて、すみやかに泊原発３号機の営業運転を中止し、プルサーマル計画もただちに撤回すべきです。
　そして、かねてからの問題でもある泊原発周辺活断層の問題など、今回の貴社の責任含め、道民の意見などを広範に聞く場と機会を、原発推進側の責任として開催すべきです。
　脱原発・自然エネルギーへの転換を求める国民世論の高まりを受け、脱原発・自然エネルギーへの促進もあわせて要請するものです。
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