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福島みずほ党首より北海道のみなさんへご挨拶

 北海道のみなさん,明けましておめでとうございます.今年もお互いがんばっていきましょう.
 2011年は,東日本大震災と原発震災があった年でした.私たちは,人と人とが支え合う社会,脱原発の社会を作らなければなりません.二度と原発事故を起こさないために,日本のすべての原発の再稼働を許さず,ストップし,脱原発の道筋をきちんと築いていきたいと思います.北海道は,食料の宝庫.農業・林業・漁業が素晴らしく,自然環境も豊かです.北海道で万が一,原発事故が起きれば,北海道は,食料の宝庫という宝物を失うことになってしまいます.原発を止めても電力は足りるということを政府の環境・エネルギー会議のレポートも言っています.北海道のみなさんと泊原発と事故が起きれば函館などが大きな被害を受ける大間原発を停止するよう全力をあげたいと考えています.再稼働を許さなければ,2012年の春にはすべての原発が停まります.泊原発の再稼働をさせず,大間原発の建設をさせない闘いを多くの人たちとやっていき,実現したいと思います.
 また,TPP参加に反対し,参加させないようにがんばりましょう.関税ゼロになれば,日本の,北海道の農業・畜産が壊滅的な打撃を受けます.農業だけでなく24品目にわたって規制緩和がなされれば,日本の生活が壊れてしまいます.
 生活破壊ということでは,消費税増税も同様です.日本は,今,非正規雇用の人が4割近くになろうとしています.消費税は所得の低い人を圧迫します.他方,自民党政権は,所得税の最高税率や法人税をどんどん下げて,フラット化してきました.現在,必要なことは,不公平税制を是正することです.消費税の増税ではありません.2012年は,消費税増税が大きなテーマになります.社民党は,消費税増税反対の先頭に立ちます.
 最後に平和と憲法の課題についてです.生存権や幸福追求権などが侵害される人が多いなかで,今,一番必要なことは,憲法の理念を実現していくことではないでしょうか.しかし,国会で憲法調査会がスタートしました.憲法改正案を作ることができる審査会で,私は大きな危惧を感じています.
 脱原発も,TPP反対,消費税反対,憲法理念の実現もみんな社民党の出番です.大きく広げ,がんばっていきましょう!

社会民主党党首 福島みずほ