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衆議院解散に当たって(コメント)

2009年7月21日

社民党北海道連合 代表 山内惠子

求めていた衆議院解散がようやく行われました。この解散は、「麻生おろし防止解散」であり、「追い込まれ解散」です。「与野党逆転」も視野に入ってきました。社民党は、この北海道で、全力をあげて比例区の山口たか、2区の本田ゆみの当選に向けて誇りをもって闘う決意です。

2005年9月の郵政選挙以来、約4年ぶりの解散です。小泉総理以降、安倍・福田・麻生総理と一度も国民の信を問うことなく続けられた自公政治によって、破壊されたのは、国民生活と平和でした。

私たちは、地方を切り捨て、働く人々を切り捨て、国民の生活を破壊し続けてきた小泉・竹中構造改革、自公政権に決別し、いのちと緑を大切にし、平和と生活を再建するために「政権交代」を勝ち取らなければなりません。
 しかし、「カレーライスか、ライスカレーの違いくらいの選択」であったり、「二大政党しかないかのような選択」であってはなりません。それでは「政権交代」の意味がありません。改憲の動きも危惧されます。

 事実、民主党は選挙を前に、これまでの基本政策をなし崩しに変えてきています。例えば、野党として海上自衛隊のインド洋での給油活動に反対してきたのに、マニフェストに給油活動中止を盛り込まないこと、海上自衛隊のソマリア沖派遣を容認すること、98年以来、野党共闘で改正案を提出し、女性たちの長年の悲願である「選択的夫婦別性制度を柱とした民法改正」をマニフェストに明記しないこと、「非核三原則の見直し」発言など、民主党のぶれは決して看過できません。だからこそ、「政権交代」が民主党の単独政権では危ういのです。憲法を生かす社民党がなくてはなりません。
 今回の選挙は、「格差拡大経済大国」から「平和で豊かな福祉社会」へ大きく切り替える絶好のチャンスです。

 社民党は、憲法あってこその「政権交代」をめざします。特に、「憲法審査会」の始動を阻止し、非核三原則を厳守し、自衛隊海外派遣のための恒久法制定に反対、インド洋での海上自衛隊即時撤退を訴え、同時に、大企業優遇税制や財政支出の見直しなどで財源を捻出し、社会保障、年金、医療、雇用、教育、環境保全の充実に向け、生活再建を掲げて、比例区の山口たか、2区の本田ゆみ衆議院選挙勝利をめざして闘い抜く決意です。

以 上