作家の倉本聰さん、雨宮処凛さんらを呼びかけ人とした「戦争をさせない北海道委員会」は6月28日、札幌市大通公園で戦争をさせない北海道大集会を開催した。集会には道平和運動フォーラム、道労連など上部団体の有無や違いに関係なく、広い北海道各地から5500人が参加した。
主催者を代表して結城洋一郎小樽商科大学名誉教授は「我が国は平和国家を捨て戦争へ突き進む国になろうとしている」と挨拶。高橋哲哉東京大学教授は安倍政権の解釈改憲を「政治的反則・道義的退廃」と激しく批判した。また作家の雨宮処凛さんは「戦争は究極の貧困ビジネス。今声を上げないと日本国民は解釈改憲を納得していると国際社会から判断されてしまう」と行動を呼びかけた。
そして連帯の挨拶に立った上田文雄札幌市長は「解釈改憲とは何とおぞましい発想か。許される道理はない」と述べ、自らが制作した『第9ロック』の歌を熱唱し、護憲を訴えた。
集会終了後参加者は、買い物客や観光客で賑わう札幌の中心部をデモ行進し、憲法解釈の変更による集団的自衛権行使容認阻止を訴えた。