1月23日~24日に社会民主党第12回定期全国大会が開催されました。北海道連合からは、代議員6名と特別代議員1名が出席いたしました。
大会宣言
今回の定期党大会は、昨年の総選挙の結果によって、新たな連立政権が発足してから初めての党大会です。
社民党は、この歴史的な政権交代にあたり、憲法理念を国民生活に活かす立場から、民主党や国民新党と三党政策合意を結び、連立政権に加わりました。
今年は、韓国併合から100年、日米安全保障条約の改定から50年に当たります。連立政権としては、平和と軍縮をすすめ、核兵器のない豊かな東アジア地域をどのように作り上げていくのか、基本から考え直すべき時がきています。とくに、国土の0.6%に75%もの米軍基地が集中して沖縄県民に過度の負担を強いている状況を大きく転換させなかればなりません。社民党は、普天間基地を撤去し、辺野古に新基地を作らせないための活動を全国各地で進めます。
連立政権は、世界的な金融危機と経済危機のダメージを克服し、小泉内閣以来の格差拡大政策によってもたらされた問題点を改め、希望の持てる社会を作り上げていくという重要な責務を負っています。労働法制を大きく改善し、医療・年金・介護さらに子育て支援といった福祉政策を後退させることなく維持、発展させなかればなりません。
そのためには、「いのちと緑の公共事業」(ヒューマン・ニューディール)によって、福祉・農業・教育・環境などの分野で「人を幸せにする仕事づくり」を進め、活力のある国内産業構造への転換をめざすことです。地域住民の暮らしを守る自治体行政の拡充、脱原発社会の実現と自然エネルギーの利用の促進、男女共同参画の推進、食の安全の確保や消費者保護などでも、社民党の果たすべき役割は大きいものがあります。与党としての活動を国政の場で強化するとともに、全国の党組織間の連携を強めて、内需拡大型の経済・財政政策を各自治体でも進めていきます。
今年7月には、参議院選挙が行われます。来年春は統一自治体選挙が予定されています。この二つの選挙は、連立政権下で成果が問われる重要な闘いです。参議院選挙は、昨年の総選挙に引き続いて暑い日々での選挙となりますが、社民党は6議席以上を獲得するという目標を掲げて、全国各地で奮闘し、国民の熱い負託に応えます。
以上、宣言する。
2010年1月24日
社会民主党第12回定期全国大会