成績が伸び悩んでいる学ぶ人、出世が足踏みしている働く人、家族関係の疎遠に悩む人
老年性認知症と同じ、あるいは上回る有病率が見込まれています(人口当たりでは、アメリカで5%、フランスでは7%、日本では3%、スペインでは1%、有色人種には少ないとの記述もあります)。
労働力の劣化問題を解決する、診断・治療です。
幼児期から連続する、何かしらの問題あることが必要条件です。
そして、以下のような兆候をもとに検討してください。
1)学業成績で伸び悩みの人に、点検を要します
学内の定期試験ではトップクラスだが、全国レベルの模試に学力を発揮できない。
ペーパーテストに強いが労働現場では適応できない。
たとえば、重箱の隅に関する問題には強いが、中心的な問題には弱い場合があります。
2)40歳から出世できない人に、点検を要します
それまでは社内で評価されていたが、管理職になって評価されなくなった。過去には、よく気がつくと評 価されたが、管理職になって、集中力がないといわれた方です。
3)家族関係がうまく締結できない人に、点検を要します
親との関係性、そして、配偶者との問題に悩んでいる。生理的嫌悪にまで至っている。
4)うつ病やパニック障害の治療を受けているが、反応なく長期化している。
双極性障害の25%は成人期ADHDの合併が疑われました(当院での調査。全体では13%が疑われました)。
以上、 幼児期の成長に特徴ある方は、点検を要します