保険外併用療養費として役所に届け出ています。保険診療と併用できる保険外診療費です。自費診療の予約費用とは違います。当院では心理カウンセラーの面談料に充当しています。そのために、5千円から1万円します自費診療での心理カウンセラー代金を、医師の診療代を含めて4000円程度にする、自己負担額の軽減化をはかっています。なお、当院の心理カウンセラー代は自費診療では30分3300円です。医師との連携が効果的ですから、当院ではお勧めしていません。
なお、予約診察料は、山下医院(東村山)では2400円(税込み)です。
自由診療で設定される予約料との違いは、1)事前徴収がないこと、2)キャンセル料はないこと、3)30分以内に診療が開始されること、4)1日30人以内、が条件となっています。当院での診療は心理カウンセラーとの連携です。心理カウンセラーの面談が先に開始されます。その時間は予約時間を30分以上遅れないように努力しています。
2018年から、重症な方で医師の訪問を中心とした医療提供に限って、、心理カウンセラーの導入を必要とする方には、心理カウンセリングを無料としています。医師の訪問を軸に、医院内での心理カウンセラーと医院外の訪問看護師を結びつける医療を行ないます。
精神科疾患は、内科・外科で扱う身体的疾患に比べて数量化が難しいものです。また、主観的な情報に偏りがちです。そのために、複数の観点からの適正な情報が必要になります。医師だけの視点では限界があります。心理カウンセラーの観点を加味することで、安心・安全な医療に近づきます。しかし、欠点は時間がかかることです。医師の診察が終了するまで1時間程度、あるいはそれ以上がかかることをご了解ください。
安心・安全さを求める結果、丁寧な診療になっています。そのために、時間がかかってしまいます。安心・安全と迅速さは二律背反の関係にあることを一緒に再確認することになります。
◎勤労者・勤勉者が、万が一長期に病休を取ることになると、社会的にも、家庭内でも肩身が狭い状況に陥ります。世間の倫理や道徳から非難されることもあります。そして、自責的・自罰的になります。救いの手がなくなる立場に陥ることもあります。どんな病休者でも、カウンセラーと医師とで連携して根気強くサポートします。このことは、単独の職種ではできないことです。
精神科の歴史は古く、明治19年(1886年)からの精神病学の診療科です。その後、1900年から専門の法律(精神病者監護法)で定義され、最近は精神保健法・福祉法により定義されています。
心療内科は平成8年からの新しい標榜科目です。外科・内科と同じ医療法で定義されています。内科からの派生した科目です。
精神科は社会医学的見地を含みます。受診者の福利厚生まで発想しています。そのために、基本的人権を制限する強制入院の条項も考えて対処しています。自立支援法という外来医療費の軽減措置の条項にも配慮しています。心療内科だけの標榜では、外来の診療費・薬代の軽減措置を受けることはできないと考えられます。