日記

男もすなる日記といふものを、女も ……

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2004/07/01
事情多々ありまして。茶色い戦争ありました。(パクるな!)

鬱病
BLOGを読んでくださっている方ならお分かりかと思いますが、鬱病になりました。なかなか経験者じゃないと分りにくいのですが、症状は

1.         憂鬱だ。全ての事象を自分のせいにする。
2.
         イライラする。落ち着かない。
3.
         集中できない。それまで大好きだったことができない(私の場合、できるのはネットと軽い読書だけ)
4.
         頭の回転が遅い。歩いたりする動作も遅い。
5.
         表情がない。口数が少ない。
6.
         そのくせ人の言うことが気になる。そして傷つく。
7.
         やる気がでない。家事も育児も、外出すらできません。
8.
         何に対しても興味がもてない。テレビも殆どつけていません。新聞は人生相談の欄だけ読む。
9.
         眠れない(昨夜寝付いたのは6時くらいでした。ってそれは「今朝」っていうのでは)
10.
     食欲がない(一日にパンを三つで暮らしています)ダイエットに最適。
11.
     お風呂に入りたくない。
12.
     疲れが取れない。すぐ横になりたくなります。
13.
     体がだるい。特に朝は足がふらついて、すぐ転びます。
14.
     頭が痛い。肩こりがひどい。
15.
     過敏性大腸になり、便秘と下痢(腹痛ひどい)の繰り返し
16.
     自殺念慮がある
17.
     将来のことは考えられず、希望が持てない

ちょっと教科書的ですが、こんな感じです。4月からあやしいなあと思って、(実は過去にも経験しているので)すぐに通院し、薬が飲めるよう断乳もしたのですが、それでホルモンバランスが崩れたのがいけないようです。鬱病って、実は脳の情報伝達物質のセロトニンとノルアドレナリンが働かないのが原因なんだそうです。ただ、それを起こす原因となるのが、ストレスだったり、体質だったり。わたしの場合は、ストレス原因のほうで、医師によっては鬱病とは呼ばない場合もあるそうです。

詳しくは

鬱病教室

こちらでも読んでくだされば分ると思いますが、わたしのストレスの原因は常に対人関係と夫にあります。対人関係は誰が嫌いとかいうのではなく、自分が嫌われないように、過度に気を遣い過ぎてしまうのです。それでへとへとになるのだけれど、自分では無意識のレベルに抑圧しているから、疲れたことに気付かない。夫の場合は、夫に余裕がなくなると、やはり気を遣い(以下同文)となります。今回は、さらに育児に全力投球しすぎてしまいました。育児中のママの殆どが、育児には全力投球していると思うのですが、わたしは自分のキャパシティを超えてもまだ全力投球しているのです。それに気付かないのです。さらに、本当の胸の奥(意識レベル)のことを人に言えないという癖があるので、無意識・意識レベルともにストレスで一杯になります。そして体(下痢だとか吐き気だとか)に症状として現れます。そのときはもう遅いのです。

そんなわけで、今は寝たり起きたりで、廃人のようになっています。娘の育児はムリなので、実家に預けています。実家では昨日から海外旅行に行くはずだったのに、中止にして娘の面倒をみてくれています。そうやって人の迷惑にならないとろくろく普通の生活も送れないのかと思うと存在意義に疑念が出るのですが、そこは娘のために割り切って、しばらく療養に専念しようと思います。ただ、この経験が娘に将来何らかの影響を与えるかもしれないと思うと…耐え難いです。

BLOGは書いていきたいのですが、「日記」はしばらくお休みになるかもしれません。といっても産休のときほどは休みませんけどね。早く薬が合って効果がでることを祈っています。

    

選挙近しといえど

わたしの楽しみな選挙が近づいてきた。私は当日選挙区にいないので、「期日前投票」というのを明日するつもりだ。
が。問題が一つ。「選挙公報が新聞に入るのが明日」
だってさ、公示日翌日から期日前投票はできるのに、公報できるの遅すぎ!
次回は考えてくださいよ、奥さん(じゃないか)

ところでわたしは東京選挙区。これまで数回書いてきたが、私の入れる人は80%の確率で落選するので、自分でも「疫病神」だぜと思っている。そこで嫌がらせでRに入れようかと思ったけど、まかり間違って当選してしまうのは困る。う〜〜む。

それから比例。人間も歳をとると、国会議員の知り合いも一人や二人もできてくるものである(ホントか?)相方の友達(できのよかった人:相方は出来の悪かった人)も議員さんだし、前回落ちてしまったが、就職したとき同期だった人も立候補してた。
さて、今回比例に、私のその就職先での先輩だった方がでている。はっきり書くと名誉毀損だとか言われると困るのでかけないが、仮にOとしておこう。このOのサイトに行ってみたらウソではないんでしょうけど、過大評価すぎるんですよ。シンポジウムで発表しただけで「著書多数」。それならわたしも著書多数だ。相方も著書多数だ。それから英語ができると書いてありますが、取った資格は昭和時代のもの。でもわたしは同じ会社にいたので、その会社ではTOEICを必ず受けさせることを知っている。さて、なんでTOEICのことは書いてないのかなぁ?
あとビックリしたのは子供を作った理由が「自分の遺伝子を残したかったから」。わたし、一児の母ですが、そんなこと考えたことないです。まだ向井亜紀の「高田の遺伝子を残したい」のほうが腑に落ちます。どんなりっぱな遺伝子を持っているのでしょうか。解析してほしいですね。
まあ、この方はたぶん当選すると思うんで、議員さんになったら書かせていただきます。実は彼女が立候補する以前の所業でどうしても許せないことがあり(私とは何の関係もないが、人として)、書きたいことがあるんです。では選挙後をお楽しみに〜〜〜

2004/06/08

またかよ…

佐世保の少女殺人事件
もうこんなことは書きたくないのだけれど、また起きてしまった。 少女は二人ともサイトを持っていたという(わたしはてっきり学校の課題かなにかだと思い込んでいたのだが、どうも単なる趣味だったらしい。さらに恐ろしい)。
某サイト(ここでアドレスを晒してしまうとまずいかもしれないので、興味のある人は検索してください)で加害者少女の日記を読んだのだが、恐ろしいくらい日本語が下手。生協のにいちゃん(ブログ参照)もひどかったが、なんていうんだろう、やっぱりあどけない、文章として構成が全然できてない文に、やたら(意味わかってるのか?)と難しい悪罵の言葉や、2ちゃんねる用語が含まれているのだ。そのアンバランスが怖かった。

御手洗さんの情報はたくさん出てきているのに、なぜか加害者女児の家庭環境も本人の性格も(普通って児童相談所?の人は言ってたけど、「普通」って何?言った人は具体的に説明できるのか、「普通」という言葉を選んだ意味を。)なぜか全然出てこない。もう加害者のプライバシーなんか保護しなくていいじゃないか。なぜ被害者だけが晒される?

少女は小学五年にして「バトル・ロワイヤル」を「好きな本」としてあげていたという。わたしなんか「ルパンシリーズ」「ホームズシリーズ」そして「明智小五郎シリーズ」から、「坊ちゃん」なんかに移ってたころだ。そんな「最近の」大人が読むような本を読むようになったのは、中学も後半になってからだぞ。しかも「蝋人形のなかからホンモノの死体が」なんて物語を読んでも、やってみようなんて思わなかったし!たぶんそれは、虚構と現実の区別がきちんとついていたからだと思うけれど(私が頭がいいと言っているのではない。その世代の人間は全員それが当たり前だった、と言いたい)。
「バトル・ロワイヤル」はたしか15歳以下は見てはいけない映画だったはずなのだけど、原作を読むのとビデオを借りるのは止められない。だから、著者が受け取ってほしいメッセージをこめてその小説を作ったとしても、受け止める能力のある人が読者であるとは限らない。これは恐ろしいことだと思った。

わたしは「バトル〜」を読んだことがないし、映画も見ていない。だから偉そうなことはいえないのだけれど、アレは「ゲームで簡単に人が死んだりすること」への逆パロディというか、「実際に『ゲーム』をしちゃうとこんなことになっちゃうんだぞ」というのが意図だったんじゃないのか?

まず私が思ったのは、「本やサイトを年齢で規制出来ないのだから、やはり年齢不相応な本を読んでも「意図」を汲み取れるくらいの国語力はつけておくべきだ」ということだった。申し訳ないが加害者には国語力は感じられなかった。年齢相応にすら。だって
そういえばあの神戸の元少年の「犯行声明」にも国語力は感じられませんでしたね。

もう一つ感じたのは、やはりネットの問題である。
私は、ブログにも書いたが、2400バイトの時代から「パソコン通信」をやっていた。当時はサイトじゃなくて、テキストがばばばばば〜と流れる時代だったし(たしかWindows3.1だったのでは?)メールなんかUNIXマシンでたらたら打ってて「便利なものができたのう)と思ってたほどである。音響カプラといって、モデムの代わりに、受話器を載せて通信する、なんてウソみたいなグッズがあった時代がほんの10年前のお話なのである。
その頃、すでに現在ネットで活躍(悪い意味で)されている方もいらしたし、そういう人に絡まれたことはないが、ちょっとした言葉の行き違いから言い合いになったり、痛い目にあったこともある。そういえば知り合いにストーカーまがいの嫌がらせまでされたっけ。まさしく今回の事件と同様、私のメールでの一言が相手の「地雷」だったわけだが。
そんなこんなで、ゆっくりゆっくりと、わたしはネットを介したコミュニケーションは難しいこと、細心の注意を払い、誤解を招いたりしないように書くこと、そして相手は自分の意図した通りには受け取ってくれない可能性もあることを学んだ。もしも行き違いが生じたら、すぐに撤回し謝った。そうしてインターネット時代に突入する。
サイトを開いたのは、記録にないのだが、2000年の秋くらいらしい(すぐにプロバイダを移ったので、ファイルを見てもわからないのである)。2ちゃんねるの存在は友人に教えてもらったのだが、サイトを開いたよりも先だったろうか。とにかくサイトでは、自分の情報を出さないこと、そして2ちゃんねるでは、未だにROMに徹している。私に必要なのは、情報(クチコミの)であって、書き込みによるストレス解消ではないからだ。好き放題書いているのは自分のサイトだけ。それすらもかなりまだ制限している。

これが私が学んできた「ネチケット」だ。

しかし、携帯でもメールができる昨今、すでにメールに気を使っている人なんて少ないのだろう。手紙なら推敲できるのに、メールは推敲しないで送ったりするしな。

・知らない人と交流するときには、信頼できると判断できるようになるまで自分の情報は明かさないこと
・基本的には敬体で書くこと。
・適当な場所で改行、空白行を設け、相手に読みやすいようにすること。
・メールはテキストで送ること(htmlはウィルス混入の恐れがあるためマナー違反)
・理系やビジネス上のやり取りなどのメールでは、前のメールをそのまま下部に引用すること。
・言い過ぎたり相手が不快に思っていることがわかったらすぐに謝罪すること。
・掲示板などでは雰囲気や流れを読み、それを変えるような書き込みをしないこと。
・掲示板の書き込み者を個人的に知っていても、誰かを特定できるような情報を書き込みしないこと。
・著作権法に違反したお願いなどをしないこと。

まだまだある気がするが、さらに最近は
・ウィルスを撒き散らさないよう、ワクチンソフトを入れるのは当然として、つねにファイアーウォールなどで自衛に努める一方、常に最新のワクチンをパソコンに入れておくこと。
・基本的なパソコンの仕組みを理解しておくこと。

で、彼女達、こういうことを知らなかったんじゃないかと勝手に想像します。基本的には文書でのコミュニケーションなんです。残ってしまうんです。そして全世界の人がそれを見るかもしれないのです。
彼女たちだけじゃない、いい大人だって知らないから、ウィルスメール、未だにがんがん家にきます。本当に迷惑です。手軽にできるからって、誰でもやってるのがネットなんでしょうけど、怖いんですよ、ネットは。誰か教えて上げられる人はいなかったんでしょうか?

とりあえず今回は「人を殺す是非」よりも、少女のアンバランスさについて書きました。







2004/05/20

今年は逝去の当たり年なんだろうか…悲しいよ〜

金田一春彦氏、逝去
国語学者の金田一春彦氏が昨日、なくなった。91歳。大正二年の生まれだったそうである。

金田一春彦氏といえば、前(といっても調べたら2001/3/31)に書いたとおり、私を国語学に誘った方である。小学校三年の時に見たクイズ番組から、「ああいう、静かで上品な話し方のできる人間になりたい」と憧れ、「辞書をつくる人になりたい」と思い…
その後は小学生のこと、あっさり忘れてたのだが(^_^;)、高校で進路を決めるに当たり、地方在住しかも女である私は、「大学に行く」というのにも、「成績がいいから」以外の理由が必要だった。そこで再び国語学に目覚めたのだが、国語学が専攻だった先生がいて、平家物語の当時の発音での朗読テープを聞かせてもらったことがある。それこそまさに金田一先生の専攻で、監修だったものなのだ。
それから、当時も?日本語ブームだったのか、ことばの二時間バラエティ番組(おそらく改変期の特別番組だろう)『コミュニケーション・スペシャル ことばは人を結び、世界をつくる・愛ことば8万キロ』(日本テレビ系)という番組が放映されて、あの野田秀樹がなんと一レポーターをするという(もう一人のレポーターは桐島かれん。たしか「英語がぺらぺらの人=かれん」「英語が全然できない人=野田秀樹」という構図だったと記憶している)それはもう豪華な番組だったのだが、そこにもコメンテーターかご意見番かでご出演なさっていて、こんななぞなぞを出していた。

ははには再び会いたれども、ちちには一度も会わず。これ、なあに?

お分かりだろうか?これ、答えは「唇(の上下)」なのだ。答えを聞いてもわからないでしょう?
実は平安時代だっけもうちょっと後の時代かもしれないが、とにかくそのくらいの頃のなぞなぞで、当時は「母」は「ふぁふぁ(FAFAに近い発音)」だったから、唇が合わさったのだ、というお話だった。

今思えば民放でこんな番組をしてくれるなんて、奇跡的である。ビデオ化…されないでしょうね…野田秀樹が「ほったいもいじるな〜!」とか外人に話し掛けているのなんて。

それはともかく、その後日本語をやろうと、外山滋比古氏の著作や金田一春彦氏の著作、大野晋氏の著作など、日本語関連の入門書を読み漁った(金田一春彦氏が地元に講演に来てくださったときなど、エッセイまで買ってサインをいただいた気がする)。その結果、現代語にはまだ文法が確立されてないこと、言葉は絶えず変化していくので、古い文法では例外が必ず出てしまうこと、などを知った。

ここで若き17歳のだるまは傲慢にも思うのです。

だったら私が解明してやろうじゃないの!

ほんと、申し訳ございません。若気の至りとお許しくださいませ。
なにしろ当時は国立国語研究所に入ることまで夢見ていたのだから、バカもいいとこである。分を知れってば>自分
まあそんなこんなで大学選び。本当は金田一先生のいる大学に…と思ったのだけれど、「時枝誠記先生に教わりたいから東大へ!」というくらい無謀だったのと(^_^;)国語学といっても文法をやれるかわからなかったため却下。外山滋比古先生は英文学の先生なのでこれも却下。
と探していたら、「コンピュータによる日本語処理」が売りで、なかなか大々的に国語学をやっている大学を発見。コンピュータによる日本語処理なんて、FEPだ検索エンジンだなどというのが当たり前の今日では、別になんてことないのだろうけれど、ワープロもまだあまり普及してない当時、これをやっている大学なんてほかに見当たらなかった。しかも現代語文法もできる!というわけで、その大学に進学したのだった。

というわけで、直接授業を拝聴する機会には恵まれなかったけれども、(現在休業中とはいえ)未だに自然言語処理、そう「コンピュータによる日本語処理」の研究の末端の末端のそのまた末端でこそこそやっているわたしにとっては、まさに人生の途を教えてくれた一人なのだ。

お父様の金田一京助氏はとても人がよくて、働かないくせに「はたらけどはたらけどわがくらし〜」なんて歌を詠んだ石川啄木に、骨の髄までしゃぶられて、それでも憎まなかった(自分の家財道具はもちろん、原稿料の前借までして啄木に渡していたそうである。そしてその金で啄木は芸者あそび。速攻使い果たす)とか、金田一の名前を入れると辞書が売れるというので「監修ってことにしてください」という出版社のずうずうしいお願いを二つ返事で受けたため、本当は専攻は「アイヌ語」で、辞書とは何の関係もないのに、「金田一京助監修」の辞書がたっくさんあること、など、エピソードに事欠かなかったらしい。春彦氏も、テレビに出る学者のさきがけとなった一人で、最初は批判もされたと著書に書いてあった気がするが、わたしのような人間もたしかに存在したのだから、ご存命のうちに一言でも感謝の気持ちを伝えたかったと思う。息子さんの秀穂さんも国語学者(真澄さんはロシア語学者)。どうすればそんなに同じ学問で三代も続くんでしょうか?きっと日本語がそれだけ奥深いってことなのでしょうね。

江戸っ子で怒りっぽかった、私の恩師が、十以上も年上の金田一氏を「春さん」と呼んでいたことからも、きっと話しかたそのままの温厚な人柄だったのだろう。横溝正史が「お父様の名前をもじって勝手に小説に使ってしまい申し訳ありません(金田一耕助のこと)」といったのを「名探偵ですからかえって嬉しいくらいですよ」と答えたという話もあるし。

心からご冥福をお祈りいたします。ご自宅が近所なので、本当はご焼香にでも行きたいけれど、娘も小さいので、心の中で焼香することにいたします。本当に、ありがとうございました。

でもって今回は自分語りでごめんなさい。







2004/05/10

(今日限定の台詞)あちーよ!!

いまいくん
いまいくんの後報です。PTSDのいまいくんは、大好きな尾崎豊の曲で心をなぐさめているそうです。

…つまり↓の私の憶測、大当たりだったんですね★

いまいくん、心の支えと哲学にするなら小沢健二だ。よく吟味しろよ。どうせミスチルレベルまでしか理解できない言語能力だろうから、ムリだろうけどさ。キリンジまでいけたら、褒めてやる。

雅子様
昨日皇太子殿下が一人でヨーロッパに行くのは残念だというので、雅子妃殿下についていろいろ言っていた。「これまでのキャリアと人格を否定するような動きがあった」とか。
わたしは単なる専業主婦で(悪徳主婦は仮の姿という噂もあるが)、彼女の置かれている環境(たとえば便所にもろくろくいけないくらい、一人になれない、とかね)は想像するしかないのだが、子供を持つまでの苦労やその後子供を持てたときの喜びは、わかるつもりだ。私も彼女とまったく同じ流産をしたし、結婚して13年目だっけちがうな11年目でやっと子供ができたからだ。でまあ、わたしの現在の仕事というのは、
・子供の世話と教育(早期教育という意味ではない、まっとうな人間にするためにちゃんと相手するということ)
・家事一般(掃除洗濯料理など)
・相方のケア
まあだいたいこの三つなのである。箇条書きにするとこれだけ。たったこれだけなのに、わたしは本を読む時間すらない。さらにいうと、トイレにも一人でいけないくらいだ。次の子だって別に産む必要もないし、予定もない。でも先月ついにダウンし、素直に「心身がつかれ切っている」ことを認めて現在通院中である。

まして彼女は、男子を産めというプレッシャーがある。
さらに、「常磐会」でしたっけ、美智子陛下もさんざんやられたという元華族組織が、きっと口を出しているに違いない。
まして彼女は、日本人としての精神を持っているというよりは、アメリカナイズされた人間。たぶんものごとをはっきりやりたいし、社会的成果の大きい仕事をやりたいと思っているんじゃないかと思う(そしてそれが彼女のアイデンティティでもあったんじゃないだろうか、勝手な想像だけど)。
それが、そんなことはどーでもいい、子供を作れそれも男だ、ばかりでは、「私の存在意義は子供を生むことだけなのか〜」と思われてしまうのも当然だ。そりゃ疲れる。
そして何より哀しいことには、生まれたときから皇室にいる皇太子には、彼女の「苦悩していること」はわかっても、本当には何が苦しいのか理解はできない。

彼女の病気が、私の想像通りなのだとすれば、きっとかなり重い状態なのだろう。おそらくは御用邸だの御所だのでの静養では(原因が取り除けないので)治すのは難しいのではないか、そして治るまでには時間がとてもかかるはずである。本当に、静かに見守ってほしいと思う。

あと、ちょっと気になっていることなのだが、雅子&愛子両殿下を追いかけている主婦とかいうのが複数いて、ワイドショーや女性週刊誌で写真を公開していい気になっているが、ああいう存在を彼女はどう思うんだろう。わたしだったらいく先々に同じメンツがいたら、いやだけどな〜。芸能人じゃないんだし。なんか中でも監視、外でも監視かいっ!と思うと思う。まあそんな相手を慮るこころなんかもってたらあんなことしないだろうけどね。

福田もと官房長官
わたしの大好きな、ニヒルでスマートで腹黒くてバランス感覚に富んでいて隙がない、まさに「ザ・官房長官」の福ちゃんがやめてしまった。限りなく悲しい。
ほかにやめる人いるだろうよ〜麻生太郎とかさ〜。

ネクスト総理はやっと詰め腹を切らされたという感じでやめたようだが、もはやあのバカ親子はどうでもいい(だいたい新しい言葉を作って悦に入ってるようなヤツに、碌なヤツはいないのだ)。
もうテレビであのスマートな姿が見られないのがかなしいのだ

次の官房長官、細田さんだっけ、なんなんだ。立ち姿がまだ決まってないっ!というか福ちゃんでないだけで違和感。バカ総理(森→小泉)の尻拭いやバカ外務大臣(マキコ)との喧嘩は福ちゃんじゃないとできないんだよお!次の選挙のあとの内閣での復活を望む。あ、でも彼は、彼のお父さん(福田赳夫氏)が看破したとおり、宰相の器じゃないと思うので、また裏方で★

私はちょっと男性の好みが変わってて、いわゆる「やさしい」男というのが好きではない。やさしくない男のほうが、本当の意味ではやさしかったりするので、好きなのである。そういう意味でも、福ちゃん大好きだった。宰相の器じゃなくて、ウラで深慮遠謀するタイプっていうのが、相方に似ているせいもあるかもしれない。ちなみに相方は本人の親も認める「やさしくない男」である。







2004/05/01

ちょっと青臭いですけど。

自由ってなんでしょうか
30すぎて、しかも四捨五入したら40なのに、こんなことをこんなところに書くのは、前にまさこさんと行った花やしきで歌ってたバンドみたいで、すっごく恥ずかしいんですけど、あのイラク人質事件のいろいろを見て、ちょっと考えてみることにします。

「自由」というと思い出すのは、尾崎豊の「卒業」なのです。リアル尾崎世代(一つ下)なもんで。
で、今やっと言えるのですが(当時はとても言えませんでした、はい)わたしはこの曲は好きではないのです。
あの歌では、「学校では『おとな』に支配されてた。早く自由になりたかった。それが『卒業』」
著作権に抵触するといけないんで、大意を書きましたけど、一番の後半部分はこんな内容ですよね。

尾崎さんにとっての「自由」は、「支配から逃れること」だったんですね。なんてゆうんだろ、鳥が籠から逃げる感じなんだろうか。で、「自由」って一般的にそういう風に考えている人が多いです。

だけど、考えてください。籠に入っていた鳥は、餌を自動的にもらえて、水浴びなどのケアもしてもらえてた。籠から出たら、餌は自分でとらなくてはいけない。巣をさがして自分で作らなければならない。外敵から身を守ってくれてた「かご」はもうないのだから、敵からも自分で身を守らなければならない。
これ、「籠の中」時代より大変じゃないですか?

学校もそうです。くどいので説明はさけて、もうちょっと一般化すると、たとえば、私たち人間は本当に「自由」になれるんでしょうか?
ま、サラリーマンなんて自由じゃないと思われる典型例かもしれませんが、たとえばサラリーマンを辞めたとする。ホームレスになってみた。その生活は「自由」ですか?
時間は自分の好きなように使える、という意味では自由かもしれません。でも「ホームレスになる」という着想自体は、まったくの自分のオリジナルですか?先達がたくさんいる以上、オリジナルであることは「ありえない」。
ビニールシートで家を作りましょう。これ、本当に自分ひとりで考えたことですか?

何か気に入らないことがあったとして、人を殺してみましょう。日本は法治国家ですから、法律がたくさんあって、それを破った人には必ずサンクションがあります。じゃあ海外に行ってみましょうか?

海外では、国民ではないから保護されません。でも住んでいる以上はそこの法律を破れば同様にサンクションがあります。それだけではありません。黄色い日本人、汚い日本人、かつて戦争に負けた日本人、そんな汚いやつらのくせになぜか先進国の仲間に入っている日本人、ヨーロッパなんかじゃ嫌う人も多いです。あからさまに差別されることもたくさんあります。そんな生活、自由ですか?

じゃ、アジアに行けばいいのかな。でも危ないところでは自分で自分の身を守らなければ。籠から逃げた鳥だって、それが出来なければ死ぬのだから。

長々書きましたが、本来「自由」とは「自らに由る」と書く通り、何か自分を束縛するものから逃げる、ということではなくて、また自分の勝手に行動する、ということでもなくて、「すべての思想・行動・義務・責任を自らで生み出して従う」という、とてもとても厳しくて大変なことなのです。

私の説明だとどうも不十分な気がするので、gooの国語辞典(娘の寝てるところにうちの辞書があるので取りにいけなくてすまん)を引用します。
「他からの強制・拘束・支配などを受けないで、自らの意志や本性に従っている・こと(さま)。自らを統御する自律性、内なる必然から行為する自発性などがその内容で、これに関して当の主体の能力・権利・責任などが問題となる。」

イラクの件に関して、私が「自由」について考える羽目になったのはこの辺でしょうね。 日本国憲法にも、自由は明記されているが「公共の福祉に反しない限り」だ。

というわけで、あのバーナード・ショーの言葉を五人に贈ります。

自由とは、責任のことである。
だから、たいていの人は、
それを恐れたりもする。

でももしかしてあの人たちには、このくらい長く「責任」についても書かないといけないのかしら?

おっぱいをやめるということ
ブログを読んでくださっている人ならご存知だろうが、三日前から断乳といって、母乳をあげることを止めている。理由はいろいろあるが、娘が一歳八ヶ月になり、自分で食べられること、このまま就眠儀式にしてしまうと、わたしの体がつらいこと、現に精神的に参ってしまい通院していること、など、いろいろある。
母乳って不思議で、なぜか研究があまり進んでいない。先日発表された研究だと、初乳(出産後七日間くらい出る、非常に濃厚な色をした母乳)だけではなくて、たとえ何年出してようと、母乳には同じくらいの免疫物質が含まれているのだとか。たしかに私が風邪をひいても、これまで娘には不思議なほどうつらなかった。私が体内でせっせと作った抗体を全部娘に母乳で上げていたのだ。おかげでたしかに私の風邪は治りにくかった…
ことほど不思議な母乳なのに、私が小さいころは「ミルクの方が頭がよくなる」なんて言われてたり、今でも、「99%の人が本当は完全に母乳で育てられる能力がある」と言われているのに(やむをえない事情の人を除く)、母や姑の「ミルク足したら?」攻撃に負けて混合になってしまったり、出産直後の「パンパンに張った乳を飲んでもらう」から、「吸われた反射で産地直送乳が作られる」差し乳、というのに変わったのを「張らないから枯れた」と勘違いしてしまう人、などなど、あまりにも啓蒙されなさすぎてもったいない気がする。たしかに手技を受けるのはお金がかかることなので、誰にでも勧められないけれど、なにしろ母乳はラク。持ち物も少ない。もっとたくさんの人が母乳で育てられるといいなあと切に思う。

そんなわたしも母に「ミルク足したら」攻撃を受けたので、自宅に戻ってから毎日10〜20回と吸わせ続けて完全母乳にしたクチである(当時は手技を受けるつもりはなかった)。
それから早くも一年七ヶ月。いや、妊娠してからなら二年半、私は自分の血液から、娘の体を作ったのである(離乳後の食事は除いてね)。
それが、もう二度とおっぱいは吸われることはない。考えると胸がいっぱいだ。まして娘本人がまだ眠り方がわからなくて、毎晩号泣しているのを見ていては。しかしこうして親と子供は離れていくのだろう。子供と一体だ、なんて思ったことなかったつもりだけれど、やはり寂しいってことは子供を一体視する部分もあったのかな、と反省する次第である。

ちなみに断乳予定のみなさん。ほんと大変です。出る方だと張って痛くてたまりません。私は昨日一昨日は凍らせたタオルのほかに、保冷剤まで胸に当てました。寒かったです。頑張ってくださいね!

劣化ウランの調査って
科学者でもなく、その知識を習得したわけでもなく、また機材も持っているとも思えない今井くんという元高校生は、イラクに劣化ウランの危険性と被爆の調査のために行ったんだそうだ。自分の信念だそうだ。
しかし劣化した核の問題ならまず日本だろう。広島へ行け。長崎へ行け。土壌調査だ。
「半減期」って言葉知ってるか?
戦争って本当は軍隊同士の戦いなので、民間人は巻き込んではいけないのである。これは国際法上規定されている、はずだ。ところが、原子爆弾については、アメリカは民間人の犠牲が当然出ることを分かりきった上でやったのである。このことは今井くんにとっては、イラクよりたいした問題ではないのだろうか。

それから話はそれるけれど、日本への当時の空襲は、焼夷弾が多かった。これは油だっけが詰まっていて発火装置がついていて、落ちたらすごい勢いで火災が起きるというものである。亡くなった人は酸欠が多かったという、それほどすごい勢いで燃えるものだ。
これは、当時の日本の「民家」が木造だったために考えられた作戦である。ちなみに当然軍事施設はコンクリート製。ということは、もともと民家を、民間人を狙った作戦だったということだ。

アメリカってこんな国である。だけど日本はアメリカのおかげで、今井くんの共鳴していると思われる日本共産党もきちんと政治活動が行えるようになったし、学校給食だって始めることができた。占領されたおかげなんだけどね。そして日本人は愛国心を失った。「日本国民」としての矜持を失った。それもアメリカの狙いだったから。
今回のイラクへの自衛隊派遣(言っておくが派兵ではない)は、日本がもうちょっと強くて、最初から軍隊があって、アメリカの言うことを聞かなくても、すこし反対しても、大丈夫そうだったら、なかったかもしれない。日本は戦後、アメリカコンプレックスになってしまって、とても弱かったので、アメリカの言うことを聞かないと北朝鮮からだって中国からだって守ってもらえない。
しかも派遣された自衛隊員は、相手に万一発砲されても発砲できないんだぞ。今井くんみたいに、好きで行くわけでもないのに、撃たれたりしたら可哀想じゃないか!

彼はその辺まで、きちんと理解したうえで、わざわざイラクに劣化ウランの調査に行ったんだろうか?どうみても「いまはやっぱ目立つイラクでしょー。ウラン?いいねいいね〜」って誰かに吹き込まれたとしか思えないのだが。

戦争の悲惨さを世界に伝えるなら日本がいちばん。そして核兵器の恐ろしさを伝えるのも日本が一番。まず日本ですよ。よく覚えておいてね、今井くん。ちゃんと日本史も世界史も国語も勉強するように。オルグとかばっか出てないで。

ところで彼を上祐にたとえる人がいるけれど、全然そう思わない。似てるのは口数の多さだけ。上祐は、基本的な立ち位置がもんのすごい間違っているけれど、すごく頭がいいぞ。かれがもしきちんと宇宙開発事業団で研究者をしていたら、いや他の仕事でもいいけれど、どれほど社会の役に立てただろうと、本当に惜しいと思う。彼ほどの頭の持ち主を、ニュースやテレビ局のキャスター、タレントなんかではそうそう見ることはできない。そのくらい頭がいいとおもう。いくら上祐でも、あの売名第一洗脳されまくりの元高校生(無職)と似ている、と言われるのはあまりにも気の毒である。







2004/04/22

こんなことをしている場合ではないが、書くことがありすぎて。

娘発熱
一昨日から娘が発熱している。
母乳のうえ、丈夫なたちなのか、高熱を出すのは昨年夏以来。しかし、昨日夜は大台40度超えをしたため、かなり心配である。
食欲もあるほうだし、ぐずっているが他に症状がないため、突発性発疹かもしれない。四十度を超えたときは、昼間に受診してたにもかかわらず夜間に再び受診してしまった。
今朝は元気に平熱だったのだが、夕方はやはり39度超え。

初日に、夜解熱剤を(座薬)入れたところ、ちょうど父親が帰ってくるころに効いてきて本人元気になってしまい(以下略)ということになったので、次の日からは寝てから解熱剤を入れている。どうにかぐっすり眠れているようだ(というか私が眠れて嬉しいんだったりする)。明日平熱に下がってぶつぶつが出来てくれると(突発性発疹の証なので)助かるな。

わたしゃこんな人たちと同じ日本人なのが恥ずかしいよ・U
イラクヴァカ三人(PTSDだそうで。繰り返すようですが、その病気を言うのは池田小の被害者とサリン事件の被害者ほかのみなさんに失礼だと思う)とその家族に続き、実はあまり目立たなかった二人も戻ってきた。
この二人は、まえの三人のように「言えと言われてノー・コイズミ〜♪」というヘタレではなくてかなりの筋金入りのようだ。空港でも親と喧嘩してたし(母に死ぬほど心配させておいて、あの態度はどうよ。それも大勢の前で)、その後会見をしたそうだが、フジテレビのニュースではものすごくあっさりカットされていた。
どんな内容だったのだろうか。いつかやった
「日本文化大賞受賞記念(スポンサー・主催者・受賞者全部 自分たち) 和泉流二十世宗家和泉元彌 宗家継承説明会」とどっちが電波ゆんゆんだったのだろう。上記事情で、ニュースを追ってないのだけれど、見たかったなあ〜〜〜。

それはともかく、いろんなことがわかってきた。

あのビデオは頼まれて脅されているということ。
いわゆる「人権ボランティア」などと称して海外にいく人たちの背後には、こあ〜い左翼組織がついていること。
そしてそのこあい組織は世界中で活躍していること
そして飛行機代その他はたった35万円しか請求されないこと。

昨日わたしは、筋金入りの二人が生出演(同じ目にあってもPTSDにはならないのね)した昼のワイドショーを見ていたのだが、司会の大和田獏がすごい発言をしていた。

(前略・たぶん経費を本人に負担させるのは理不尽という文脈)「たとえ経費が20億円かかっていても、国民一人一人に頭割りすればたった20円です。人間の命はすごく重いものだと思いますけれども」

はぁ〜〜〜???
下にも書いたけど、なんで好き勝手に行ったヤツの尻拭いを、国民がしないといけないの?そんな都合のいいときだけ「日本国民」かいっ。三大義務も果たしてないくせによ。政府も日本も大嫌いだから、「活動」してるくせによお。朝日(その番組はテレビ朝日だった)も朝日だ。税金がちょっとでも上がれば文句いって、政治家の機密費がどうのとかいうし、年金なんか若い世代に行き渡らない(それはそう思うので年金、未払いだったことのないわたしも「相互扶助」じゃなくて「貯蓄型」にしてくれとは思うが)とか文句ばっかりいうくせに、ヴァカどもの尻始末は国民かよ。
さすがは、昔、赤瀬川原平さんに『アカイ アカイ アサヒ アサヒ』って揶揄されただけのことはあるな。

とりあえず私はあいつらのためにビタ一文出すのはイヤだ。20円あったらチロルチョコ買う。うちは三人家族だから(そう、何もできない娘も20円出さないといけないんですよね?大和田さん??)60円だ。60円あったら、ムーニーマンパンツタイプでも2枚分にはなるだろう。

それでもうちは収入があるからいい。冷蔵庫の牛乳を飲んだといって蹴られたり殴られたりしている子供や、リストラされて職がみつからなくてホームレスになっちゃったおじさんや、恍惚として動けないお年寄り、生活保護を受けながら一生懸命切りつめて生活している人、重い病気で、その日一日過ごすのが精一杯の人からも20円徴収するのかい!
そういわれても20円の価値がわからないなら、マックでバイトでもしてみるといいよ。時給20円上げるのにどんなに苦労するかわかるから。

ま〜とりあえず私は出しませんし、国民の大多数もそう思うと思うんで、本人たちが出すのがどーしてもイヤなのなら、ご立派な「支援団体」とやらと大和田さんで出してあげてくださいよ。どちらも潤沢な資金がおありになるようですし。あと、今日倒れた川口外務大臣の医療費も出してやってくださいよね。アンタたちのために働いたんだから。

 

言い忘れた。大和田獏、オマエには野沢直子に歌われる資格なし。私が今決めた。







2004/04/16

計画、失敗しましたね(・∀・)
イラクの人質が無事解放され、映像も公開されたが、やはりまさこさんの日記(無断リンクごめんね)にもあったが、映像の力はすごい。あの三ヴァカの本質のようなものを、映像を通じて国民は見てしまった。今までは、家族への「なんだあれ?」はあっても、人質がどういう人かわからないだけに、同情する向きもあっただろう。しかし、どうよあのくつろいだ体勢。自己顕示欲が異常に肥大したヴァヴァア(私より若いがあえて言わせてもらう)と目がいっちゃってる元高校生。少しはあった同情もこっぱ微塵だ。

今朝の読売新聞なんて、署名記事で二人も「猛省を促す」とか、「不自然なところが多い」とか、暗に自作だったんじゃ?ってニュアンスもかもしているし、まだ日本の空気を読めない高遠さんが「イラクに残りたい」と言うに至って、小泉さんも怒ったし、ついにはチャーター便やらその他費用を自腹で払えという案も浮上(つうか帰ってこなくていいけど?)。

いやいや人質のみなさん、今英雄気分かもしれませんが、戻ってきたら空気冷たいよ。生活しにくいよ。なにしろ「お涙ちょうだい」大好きのマスコミすら見捨ててるからね。し〜らないっと。

それから、家族や人質にお礼を言われてた、支援者と呼ばれる、共産党やら赤軍やら過激派(詳しいセクトを知らないので大雑把ですまん)やらのみなさん、ここで一気に不安と同情を煽って、「自衛隊をイラクから撤退させろ!」と世論をコントロールするつもりだったんでしょうが、残念でしたね。まず人選(家族を含めて)に失敗しましたね。「自衛隊は撤退しろ」って声、小さくなっちゃいましたね。小泉さん、賞賛されてますね(わたしも、あの弱腰日本にしちゃ頑張ったと思う。正男事件のときのことを思えば…)。
少しは昔より日本人も賢いんですよ。今はメディアもマスメディアだけじゃありませんしね。ほっほっほ。

それから、イラクのためにボランティアする前に、日本でもすること、できることいくらでもあるでしょ。
ホームレスを支援することだってできる。虐待された子供たちだって救えるかもしれない。
ま、どうしても海外に行きたいなら、カンボジアに行って地雷の一つも撤去したらどうか?そんな根性はないのか?死ぬかもしれないものね★
『マザーテレサになりたい』だと?聞いて呆れる。彼女はね、わざわざ目立つところにいって功名心なんか求めなかったの。自分の国になんか迷惑かけてないの。
人間の出来が違うんだよ!!まず国民としての義務を果たせ。迷惑をかけた多くの人(役人さん、政治家さん、マスコミの記者さん、その他株が落ちて大損こいた人まで…もちろん「支援者」は除く)に謝れ。償え。話はそれからだ。

あたしゃこんな人と同じ日本人だなんて、恥ずかしいよ…







2004/04/15

一言コメント:『週刊新潮』を読んだら、下記の日記の内容とかぶるところが多かったので、後になって「パクリじゃないの?」と思われると困ると思い、書いておきます。
こっちの方が先じゃ!!
つうても、みんな同じようなことを考えてたってことなんだろうけどね(^_^;)

とかいってたら、解放されたそうで。よ か っ た で す ね 。(・∀・)
映像みて、あまりにこざっぱりしてるんでびっくりしました。まるで日本のホテルに缶詰になってたみた〜〜い!いや印象ですけどね。単なる。なにしろNHKの人すら「洋服がきれいそう」「拘束されていたときと同じ服装のようですが、また同じ服に着替えた可能性もありますね」とコメントしてたもんな。いや私のような素人にはわかりませんがね。印象ですよ印象。

それにしても家族と支援者込みでこのまま亡命してくれんかのう。国家にとって迷惑なんだけど。







2004/04/13

子供の昼寝中に書くからダッシュだゴルァ!

平和ボケ〜♪
せっかく私の好みのニュースがあるのに(下記にたぶん書く)、イラクで日本人が捕まったから、そのニュースばっかりだ!!
えっと、三十台の男性(カメラマン)、女性(人道支援のボランティア)、ナマイキな元高校生、でしたっけ。『人の命は地球より重い』という名言を前提にした上で、あえて言わせてもらう。

てめーの勝手で「行くな戻れ」と政府が何度も警告している国に行っておいて、死ぬ覚悟もないのかよ!!(家族含む)

大体わたしはもともとサヨが嫌いだし、プロ市民も大嫌いだ。そして、前にアフガニスタンだっけ、イラクだっけ忘れたが、戦争を起こさせないために『人間の盾』だとかっていってわざわざその国に行ってたヤツがいて、キミの命一つは、戦争を止めさせる力があるほど価値がある、と自分で思っているのかい、おめでてーな!と思って日記に書いたような気がするが、見つからないので、誰かにメールで書いただけかもしれない。

ともあれ「息子(娘)を助けるために、自衛隊は即時撤退を」って言ってる親は、洗脳教育でも子供にしたんだろうか。どういう考えで言ってるんだろう。自分の子供が好き勝手に危険地域に入り込み、政府とテロリストとの交渉のコマにされているのに、政府とか国民に対して「迷惑をかけた」とか罪悪感とか感じないのだろうか(「人に迷惑をかけない」っていうのは、しつけの第一歩だと思うけど、あの人たちはまともに躾けられてこなかったのかしら?)。私だったら「こんな子供を育ててしまって申し訳ありません」と表を歩けないけど。交渉で解放されたら、捜索費交渉費戻るときの運搬代、(もしかしたら)身代金、もちろん払うんだろうな。「好きで入って奇禍に遭った」って意味では山の遭難と一緒だからな。

あの、「ここぞ」とばかりに坊主頭にしてきた女性(家族)もナゾ。政府に言い寄ってる若者もナゾ。何を主張したいのか不明。勘違いするなよ、普通に日本で生活してたら、いきなり船に乗せられて北朝鮮に連れて行かれた人たちとは違うのだ。自分で危険地域に入ったのだ。「国民の皆様の一人一人の温かい心と支援を感じて」って私の周りには冷たい(生温かい目はあるかもしれないが)反応しかありませんけど、その支援してる国民ってどこの日本ですか。昨日竹内外務事務次官が言ってたけど「政府はもう13回も警告を出している。『自己責任の原則』というのをもう一度考えて欲しい」。その通りだと思う。アメリカだろうが、イラクだろうが、北朝鮮だろうが、自分の身を自分で守れないなら行かないほうがいい。死ぬ覚悟がないのなら戦闘地域には入るな。

そして驚いたことには、この後に及んでまだイラクにいく人がいること。先日ニュース番組で、拉致される直前に彼らに会ったという女性が取材に応じていたが、その人の格好を見てびっくりした。まったく日本と同じ、日本の流行のジャケットとスカート(たぶんパンプス)。あのさあ、宗教の宗派や民族のゴタゴタも込みでいろいろぐちゃぐちゃになってるの。停戦中かもしれないけど、戦争中なの。イスラム教の国なの。「ここは日本じゃない」ということをまったく(本当の意味で)理解してない。たぶん、国家とはなにか、紛争とはなにか、ということも理解してないのだろう。

国家間の平和なんて、天秤の上の均衡のようなもので、お互いの力が拮抗しているから、なにもおきてないように見えるだけだ。ちょっとでも弱みを見せたら、他の国に攻められる。ドイツという、大陸の中の一国(しかも戦争に負けてる)で、私はそれを痛感した。日本はたまたまアメリカに守られて、民族も一つしかなくて、宗教もこれといって統一されてなくて、さらにアメリカに腑抜けにされてて愛国心もないから、「戦争?よくない!絶対何が何でも反対!!」なんて寝ぼけたことを言っていられるのだ。だから自分たち(の子供)が人質になれば政府が方針変更するなんて甘いことを考えていられるのだ。ほんと、おめでてーな。

普段生活するのに、日本という国家の一員であるから、平穏無事に暮らしていられるのに、そんなに日本政府のすることがイヤなら、北朝鮮でもイラクでも亡命すればいいさ。

少なくとも、好き勝手にイラクなんぞにいって捕まったヤツのために、私の愛する相方が毎日死ぬ思いをして働いて、しかもがっぽり取られた税金を使われるのはまっぴらごめんだ。

フォーエバラ〜♪
今日の日記は♪マークが多いですな。
それはさておき、小泉さんの大好きなXJAPANにいたTOSHI(またの名を「バケモノアゴ男」)も貢いでいた、ホームオブハートとやらが児童虐待の容疑で強制捜査を受けたらしい。子供は学校に通わせてもらってなくて、乳児はダンボールの中に入れられてたとか。TOSHIが貢いだといえば、あのMASAYA。いや懐かしいですね。当時からイっちゃってたけど、やっぱイっちゃってたんですね。わたしはこうゆう、生温かいニュースが大好きなので、イラクヴァカのニュースよりずっと見たいんだけど、やっぱB級すぎてなかなかやってもらえず、残念です。Xのファンじゃなかったので、TOSHIがどういう葛藤や抑圧を抱えていたか知りませんが、あの「イっちゃってる」姿、哀れです。またMASAYAって人が、明らかに「これで一財産」って思ってるだけで、宗教的なカリスマ性もなければ、思想もないのがバレバレ(彼のあぶくたった経歴を見れば「一山当てたい」ヒトなのは一目瞭然)なのも哀れです。早くMASAYA会見カモーンだ!!

タシーロ二世
エコノミストの植草一秀(克秀じゃないよ)さんが捕まった。手鏡でスカートの中を覗いていたそうである。しかもそれで前科ありだそうである。せっこ〜〜〜。もう「ほのぼの」と言っていいくらいのせこさである。イマドキ手鏡ってあなた。

それはいいのだけど、このヒトの経歴がすごい。東大を出て、野村総研に入って、主席エコノミストになって、スタンフォードの客員研究員もやって、早稲田の大学院の教授。「ザ・エリート」じゃありませんか。
そこで不思議なのだが、これだけの社会的地位を擲っても、パンツ覗きっていうのはやりたいものなんでしょうかね。どうしてもやりたくてやりたくてたまらないものなんでしょうか。まあ嗜癖というのはそういうものなのだろうけど、タシーロみたいな芸能人と違って、挫折に弱そうなだけに、なんか「そうまでして、見たかったのか?」という思いが強い。

ちなみに「頭のいい男」に弱い私は結構好感を持っていたので、びっくりしました(がっかりはしないけど)。もっとヒトを見る目を養いましょう。3点。

なんでマシュー?
昨日、無事に我が家に光ファイバーがやってきた。Bフレッツというヤツである。今のところ速度テストによると10Mだそうだが(とほほすぎ)去年はISDNだったことを考えれば格段の進歩だ。これでブロードバンド生活!
そんなわけで、さっそくドイツの動画などを探してさまよってみると、ドイツでの映画興行成績一位が「Lost in Translation」だという。これ、先週スマステでやってたけど、内容全然聞いてなかったなあ…と思い、さっそくオフィシャルサイトへ。なんでもオール東京ロケだとか。さっそく予告を見ると、CM撮影やら新宿東口のドンキやらいろんなシーンが出てくるのだが、なぜかそこに見覚えのある金髪男!!

そう、マシュー南である。なんでも主人公は俳優さんだとかで、日本のCMに出て稼ぐために来日したんだとか。たぶんその絡みで、マシュー’s Best Hit TVに出る羽目になるんだろうけど、ここで疑問。なぜ、マシュー?『笑っていいとも!』とかじゃなくて?
あのニセ外人(藤井くん、ごめん)がアメリカ人的にはおもしろいから?なぞ〜〜〜!そして、どのコーナーに出るの?あの高橋克実とかとやるドラマコーナーだったらどうしよう(ワクワク)。

ストーリーにはまったく興味がないが、俄然映画が見たくなってきた。もし見る予定のヒトがいたら、感想をぜひ聞かせてください!!







2004/03/23

本当は狂言レポも書かないといけないんだけど。

さくらの咲くころに
いかりや長介さん、いや長さんかな、私にとっては。
逝ってしまった。
手術で元気になりました、と映画の挨拶で言ってから、「ドリフ大爆笑」のスペシャルにもほとんど出なかったし、最近なんだか出てこない気がしていたので、「もしかして具合が悪いんじゃ?!」と心配していた矢先のことだった。
私がドリフをどんなに好きだったか、2001年の日記に記述があるので、引用してみる。

============================================================================
私は彼らの全盛期に小学校時代をすごした、まさに「ドリフの時代」の人間である。普段は8時に寝ないといけないのだけど、土曜日だけはこの番組を見るために「9時まで起きててよし」という、当時の典型的な子供だった。(中略)
今考えても、あの大掛かりなセットで公開でしかも生、アドリブなしできっちり作ってある、しかも毎週、なんて奇跡のようである。今なら絶対にできない番組だ。(中略)
当時、まだいかりやさんの下唇がべろ〜んと出ていた頃は、彼はリーダーとして、またコントでは家長や隊長などの仕切り役として、圧倒的に強かった。子供心にも「いかりやは怖い」というのが染み付いていた(だから彼だけは「長さん」とさん付けで呼ばれていた)。
============================================================================
そしてこの当時も書いたが、わたしは
渋谷公会堂に公開生放送を観にいったことのある、ごく幸運な人間である!この点ではハガキを出してくれた父母に感謝しなければならない!
ちなみにネタは探検隊みたいなのだったと思うのだけど、大好きな「ドリフの国語算数理科社会」ではなかったのと、ゲストがこれまた大好きな沢田研二ではなかったので、残念だったという印象ばかりが残っていて、あまり記憶にない(今にして思えば、こっちのほうが残念だ)
相方の母親という人は、いわゆる「良識のある父兄」だったので、一時期彼は「8時だヨ!」を見ることを禁止されたらしい。今は彼はそれをとても悔やんでいるので、結果的にはうちの親は下品で助かったっす(ってそういう問題じゃないか)

上の文章を書いたあと、ひょんなことから(それも恐ろしく「ひょんなことから」で、旅行に行った先のホテルに図書室みたいなのがあって、暇だからと借りてきた一冊にあったのである)『だめだこりゃ』を読み、あの独裁者のごとく君臨していたのは演出であったこと、わたしたち子供は、長さんをはじめとするスタッフのきっちりした「作り」にまんまとはまっていただけなのだと知った。まったく、なんてすごい人たちなんだろう!!

わたしはドラマをほとんど見ないので、俳優としての長さんはあまり知らない。けれど、たぶん俳優としてのデビューに近かっただろう、大河ドラマ『独眼竜政宗』での演技は印象に残っている。それからまた、数年前にCMで披露していたように、長さんはベーシストでもあり、ドリフターズはバンドとしても優れ、武道館でビートルズの前座を務めたほどであった。ほんとうに、いろんなことに才能をもっていて、そしてなんと長い間現役で、みんなを楽しませたひとであったことだろう。

けれどわたしにとっての長さんは、やはりドリフの、全員集合の長さんである。
あの、一家に一台しかテレビがなくて、当然ビデオもないから、時間にはきっちり家族全員が同じ番組を見ていた、あの頃の長さんである。
そして(上記相方のような一部「不幸」な人を除いては)クラスのみんなが、いや学校のみんなが、いや同じ世代の全国の子供が、土曜日は全員集合を見ていたから、終了後何十年経っても同じ話題で盛り上がれる。
長さんはわたしに、幸せな子供時代を与えてくれたんだなあと、しみじみ思う。そして長さんのような人が二度と現れないだろうこと、「家族がみんなで一つの番組を観る」時代の二度と来ないであろうことの、不安を少し考える。

しあわせな、子供時代を与えてくれて、本当にどうもありがとう。どうぞ安らかにお眠りください。

それと当時の「良識ある父兄」のみなさん。毎週げらげら笑って見てたわたしは、今のところ犯罪歴もなく、まっとうな人生を歩んでますけど、なにか?







2004/02/16

肉、食えねえじゃん、と言いながら鶏肉が好きな今日このごろ。

子育て日記
娘は一歳五ヶ月となった。イマドキ珍しい、クラシックな名前を付けてしまったのだが(別に皇室にお嫁にやりたいわけではない)、名前と、物静かそうな顔立ちと、性格がすべて一致しない。もう歩くので、わたしは一瞬たりとも目が離せないし、目を一瞬でも離すと、食べ物をこぼす、飲み物をこぼす、物を破壊している、バッグのファスナーを開け、財布を取り出し中のお札(それも万札)を取り出す、眼鏡を「びよ〜ん」とありえない形に伸ばす、などなどするので、絶叫の毎日である(無論、掃除の毎日でもある)。
ちなみに、現時点で、私の普段使っている腕時計が行方不明である。たぶんゴミ箱に捨てられてしまったのだろう。そしてゴミの収集日は今日だった。とほほ。すでに、CD二枚も同様の手口?で行方不明である。行く末が不安だ。

そんな娘であるが、一歳くらいからまず大好きな「アンパンマン」を皮切りに、少しずつ言葉を喋るようになってきた。面白いので、エクセルに記録しているのだが、現在50語ほどだろうか。父親の望まない「パパ」(ママより早かった!)や「ママ」という基本の言葉もいうのだが、なぜか父親に向かって「じいじ」とも言うのである。観察してみると、街行くおじさんみんなに「じいじ」テレビでもおじさんが出ると「じいじ」挙句の果てには「ハム太郎」に出てきた「たいしょうくん」(?一度しか見ていないので詳細不明)、「どんぶりまんトリオ」にまで「じいじ」呼ばわりである。どうも、「おじさん」という一般名詞として使っているようなので、ボーダーラインを探ってみた。
唐沢寿明…じいじ
野村萬斎…じいじ(万作も当然「じいじ」)
江口洋介…じいじ
藤井隆…じいじ
草g剛…じいじ

福山雅治…notじいじ
木村拓哉…notじいじ

どうも、見た目30代前半にボーダーラインがあるようである。しかし草gより木村のほうが年上だし、藤井より福山のほうがずっと年上である。…まだまだ考察の余地ありか。

ちなみに彼女の大好きな「じいじ(パパ)」は38歳。納得の「じいじ」ラインである。

BSEとわたし
アメリカでも狂牛病のウシが見つかってしまい、輸入停止になったので、牛丼が食べられなくなった。もともと牛丼屋に行ったことがないせいもあるが、わたしは醒めた目でニュースを見ていた。
なぜって、私は、「1980年以降に半年以上ドイツに滞在した経験のある人間」。そう、「BSEを持ってるかもしれないから、一生献血しないでね」と、政府からお墨付きをいただいているのである。牛丼食ったくらいでなんだいっ!てなもんだ。わたしなんか、当時イギリスで狂牛病が大流行していて、スーパーで「この肉はドイツ産だから安全です」って書いてある牛肉しか買ってなかったんだぞ!それでもこのざまだ!娘なんかもしかしたら、先天的にBSE持っちゃってるかもな!ごめんな娘!

今後は、「アメリカに半年以上滞在したことのある人」も一生献血できなくなるかもしれない。そうなったら、献血できる人って、どれくらい残るのだろう?







2003/12/24

すべきこととしたいこと
今年ももうすぐ終わりである。古くからの友人や家族はよく知っていることなのだが、わたしは大変せっかちである。
「今日やれることは今日やらないと気がすまない」こんな感じ。
従って年賀状はもうすでに投函済み。
威張りたいのではない。この気質が大変問題なのだ。
私の場合、気が短いためにせっかちなのではない。自分の抱えてしまった課題を、抱え続ける根性というか、強さがないのだ。抱え続けることに耐えられない。早く投げ出してしまいたい。だから「すぐ終わりにする」のである。
これ、私が出産前までやっていた、データ分析のような仕事には最適である。課題を抱えていられないから、常に全速力。したがってものすごい仕事量をこなすことができる。問題は、そのペースでコンスタントに仕事を続けるだけの体力とストレス耐性がないことなのだ。
これで体と頭を何度壊したことか。
しかしひとは結果しか、そして外見しか見ないので、わたしが「一刻も早く身軽になりたい」と思って仕事をしていることなど気付かない(当たり前)。だからどんどん仕事が回ってくる。まわってくるとまた全速力で仕事をこなす。この繰り返し。
というわけで、わたしは仕事をさせるとたぶん有能だが、職業人としては失格である。

では、家庭人としてはどうかというと、これも、たとえば「今日は公園に行く」と決めたら、自分の体力とは相談せずに公園に行ってしまう。ママ友と遊ぶと決めたら、絶対に遊ぶ。いやなのではないのだ。そこに「すべきこと」ができたら、有無を言わさず実行。
結局仕事だろうが家事だろうが結果は同じ。最後は体か頭がダウンするだけ。

というわけで、結局結論だが、大掃除は止めました。外注します。宣言だ!
いいよ主婦失格と言われたって!時間がないものはない。ないんだぞ!!!!!

ビン・ラディンのテーマ
え〜私の作詞作曲なんですが、昔タイトル通りの曲をつくりました。結構軽快なリズムで。まあそんなことはどうでもいいのだが、フセイン捕まった。サンタかと思った。
これでイラクが平和になるなんて、誰も思ってないだろう。
わたしは感情論だけで「戦争反対」というのは嫌いだし(人が死ぬのは嫌だ→戦争反対、というのは思考停止しているし、結構お題目として正論でカッコよさそうな風潮があるから)もちろん戦争賛成でもないが、どう考えてもアメリカの戦争とか今の「平和維持活動」ですかね?復興支援だっけか、「余計なお世話」じゃないんですか?フセインは悪かったんだろう。だけど、それを変える、変えられるのは「イラクの人」の力「だけ」なのであって、アメリカが強制的にどうこうしても、根付くものでもないだろう。まして宗教も違うし、イスラエル関係の絡みもあって、アメリカに利害ありすぎだし。
それにしても、日本はなぜアメリカの狗になっているのだろう。同じ敗戦国のドイツを見習って、ちゃんと軍隊を作って、「これはいやです」と言えるように、そして日本という国を愛せるように、日本に誇りを持って、主張できるようにどうして国を再建しなかったのか。いやこれもアメリカのせいなのだけど、まあみごとに腑抜けにされたものよ。

あとさあ、朝日新聞だっけ、やたら自衛隊の家族の声とか取り上げて「死んだら哀しいから行かせないで」みたいな方向に持っていってるの。たしかにひとが死ぬのはいやだし、死ぬ可能性の高い地域に派遣されるのはいやだろう。だけどさ、それは自衛隊だけじゃない。日本国内だって、危険の高い仕事はたくさんある。そして、イラクに行っているのはアメリカ人だってスペイン人だって韓国人だって(だったよね?)そうだ。彼らにだって家族があるんだぞ。日本人の自衛隊の人だけ可哀想なのか。じゃあ日本がイラクに自衛隊を派遣しないとして、どういう道があるんだ?どうしたら国際的にきちんと協力したことにして、しかも成果があがるようにできるのだ?そーいうことを考えもしないで、ミクロな感情論に持っていこうとするから、思考停止の日本人が増えるんだぞ。私は長い目でみれば、そのほうがずうっと危険だと思う。

書評コーナー
前回書き忘れてましたのでご紹介。
『新刊!古本文庫』(北原尚彦)ちくま文庫 古本としての文庫をいろんなジャンルから取り上げて紹介している本。
この手の本はもともと好きなのだが、取り上げた本の内容がつまらないと幻滅だし、さらに紹介している地の文がつまらなくても幻滅、という、たぶん書き手にとっては難しいものなのだろうと思う。しかしこの本は、取り上げた本も私好みだったし、地の文も本への愛、それから筆者の温かさが出ていて、読んでいて気分がよかった。あと装丁もカッコいい!古本に興味のある方はオススメです。
『紫苑の園/香澄』(松田瓊子)小学館文庫 吉屋信子(ちょい「エス」風味)とは違うけれど、典型的少女小説。でも心が洗われます。キリスト教の精神に基づいた、心の正しい少女の寄宿舎での出来事。お母さんは肺病だし、孤独になったあと、裕福なおじいさんがロンドンより帰国、とどこかで聞いたような話ばかりだけれど、読後感がとてもさわやかです。たぶんこの作者も心の美しい人だったのでしょう(野村胡堂さんのお嬢さんで、若くしてなくなられました)。続編の「香澄」で、この時代の少女小説にはめずらしく?きちんと恋愛が描かれているのもいいです。

リアルスケキヨ
前回、「ありえねー、スケキヨ」とか書いたら、女性週刊誌に「マイケルおしのびでお買い物」という写真が載っていて、マイケルが白い仮面をつけていました。そう、リアルスケキヨです。でもマイケルの顔の形に作られているので、スケキヨ状態でもマイケルってわかる。スケキヨ意味ね〜。
でも彼の場合、顔の崩壊でそのうちまじでスケキヨにしなくてはならなくなるかもしれないから、要注意だ。

祝!「刹那」リリース!!
まだだけど(27日発売)。
もう夏から待って待ってやっとなので、とりあえず先走っておきます。
小沢のシングルはほとんど(中古で買ったのも含めて)持っているのだけれど、アルバムになる意味が大きい。いや、たとえこんな形でも、小沢の消息が分かるのが嬉しい。
今年はこれで許してやるから、来年はちゃんと働けよ。あと日本に帰って来い。君は日本で詞を書いたほうが絶対にいいと思う。

そおっと問題提起
上にも書いたが、そろそろ年賀状の季節。となると、ありますね、こども(だけ)の年賀状。みなさんのお宅にもたくさん来るでしょう。どうなんでしょう、あれは。
楽だというのはわかります。かわいいから見せたいというのもわかります。
でも、こどものいない期間の長かった私には、あの年賀状が、出す側の気持ちそのままで受け取ってもらえないことがあることも知っている…
いや、面白ければいいんですけど、そういうわけじゃないし。
その子と友達ならいいんですけど、その親は友達(知り合い・同僚)でも、子供は友達じゃないし。
というわけで、我が家は写真年賀状にしたことは一度しかありません。それは、ゲーセンで出した、私と相方の前世(私…寺子屋の先生(男)、相方…お茶屋の看板娘)の写真です。これは評判悪かったなぁ〜〜〜〜〜(^_^;)
そんなわけで、今年もうちは写真年賀状は出しません。
でもね、うちの場合、世代の割には写真年賀状、あんまりこないんですよね…







2003/12/10

ごぶさたです。
最後の日記が去年の七月だ!ほんと、ご無沙汰しました〜。
その後、出産してはや娘も一歳過ぎ。
首も据わらずくにゃくにゃだった2.7キロは、8キロすぎになって、「あんぱんまん!」「あっぱ!(おっぱいのこと)」などと話すヘンな子供になりました。
人生観、変わったかなあ…人生設計は変わりましたが…
しかし人間恐ろしいもので、出産の痛みって本当に忘れちゃうんですよね。
アドレナリンがでまくっていたんでしょうか。

さて、前回の最後の日記では、カーンを絶賛してありますが、カーンもすでに…(泣)
やっぱり妊娠中の浮気はいかんでしょう。いくらなんでも。
え〜とあと、その後北朝鮮の拉致被害者が帰ってきて(わずか一年前のこととは!)、イラクの戦争がはじまって、え〜と、あとなんだっけ?少年のヘンな殺人とかたくさんあったんだっけな。あ、そうそう、私の大好きな「ニセ有栖川宮事件」「白装束事件」なんてのもありました。まあそんなこんなで師走になったわけですね(^_^;)

書評いろいろ
今でも寝るときには授乳するんですが、うちの場合添い乳・添い寝なので、おっぱいやっている時間がヒマ。というわけで、その時間読書しています。そんなわけで出産後も 増え放題(しかもブックオフに行く暇なく、アマゾンなんかで買っているから新刊だ)です。ここではその中からいくつか。
陰摩羅鬼の瑕(京極夏彦)京極堂シリーズの最新刊。私は後追いなので、知らなかったんですが、前作から五年もの歳月が流れてたんですね(う〜む、小沢のようだ)。感想としては、読み返す面白さはあるけれど、イマイチ。前作で大騒ぎだった、悪の頭領みたいなヤツは出てこないし。
理由(宮部みゆき)今更ですみません(^_^;)。あまりこの人の作品は読んでいません。とても面白かったのですが、でもなんとなく他の作品(私が知っているものがたまたま、かもしれませんが)に似ている気がして、既視感をいかんともしがたかったです。ちなみに「蒲生邸事件」が好きです。
バカの壁(養老孟司)100円で買った。つまらなかった。
モダンガール論(斎藤美奈子)女性の近現代史。それにしても女性が女性を論ずるとなんでこんな偏るんだろう。現代に近づくにつれて著者の偏りが見えてきて萎えてしまった。
あとはVOWから「笑いの文化人講座」まで(^_^;)気楽な本をたくさん。そうそう、久しぶりに「犬神家の一族」読みました。笑いました。ありえね〜〜〜。スケキヨ。







 

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