車遍歴 3

いままで乗ってきた車達その3です。記憶を頼りの備忘録です。
相変わらず自己陶酔気味ですので、ご注意ください。
車遍歴1 車遍歴2 車遍歴4

トラヴィック 2002〜2005
ビッグホーン 1992〜1994
レンジローバー 1994〜2002
「やっぱり4駆」ということで、いすゞのビッグホーン。
グレードなどは忘却の彼方ですが、ディーゼルターボ仕様です。

先代のビッグホーンがレンジローバーのデザインをパクッたと
揶揄されていましたが、本家より先にモデルチェンジをして、
レンジローバーの2代目がビッグホーンに似ていると雑誌などに
書かれたのは面白い歴史です。

ビッグホーンも他の車と同様に2代目になって大きく、重い車に
なっていました。
ボディーの下に出っ張っている部分も多く、少々気にはなって
いたのですが、一度は乗ってみたかったので購入しました。


この車の最大の特徴は、3列目のシートが完全に床に隠れてしまう、ハイダウェイシートでした。
日本人が考えそうな機能なので、さすがドイツはやるなという感じでした。

全体的にとてもしっかりしているという印象の車でした。後席窓が全開に出来たのも◎。

唯一困ったのは空調でした。内規循環にしても外気がそこはかとなく入ってくる。夏に高速の長いトンネルで渋滞したときは、結局ファンスイッチをOFFにしなくてはならず、我慢大会ものでした。無くて七癖は人間だけではないようです。

スバルの営業さんと、ほんとにいい車なのに売れないのが残念だと意見が一致していました。

そうそう、その生い立ちからお値段が格安だったのも忘れてはいけない点です。


レンジローバーを買い換える気はあまり無かったのですが、たまたま試乗したのがきっかけでスバルのトラヴィックに乗り換えました。
車のことだけ考えると、それなりのお金でRRを補修して乗っていたほうが良かったのかもしれません。
このときお知り合いになった営業の方がとても素晴らしい方で、購入を決めたと言っても過言ではないほどです。

トラヴィックはスバルとGMの提携で実現した、OPELザフィーラのOEMによる車でした。GMのタイ工場で生産されていた車です。雰囲気はドイツ車そのものですが、日本用に少し大きな排気量のエンジンと日本用味付けの足回りがついてました。
RRに慣れきっていた私には少々足が硬く感じたので、一番足が柔らかいグレードを選択しました。


この年代の金属バネのRRは、空調もいわゆるエアコンではありませんでした。
ダッシュボードの噴出口からは冷たい風、そのほかからは温かい風という具合。結局最後まで空調の使い方が良く分からずじまいでした。
そんなこともあってか、フロントガラスにも曇り止めの細い熱線が入ってました。

あちこち直しながら乗りましたが、天井の内張りがはがれて来たときは、家族で張り替えたのが良い思い出です。
サンルーフの部分だけ布が足りなくて、そこだけ手持ちのチェック地で張り替えたのが、なんともおしゃれで楽しい思い出です。

結局8年間、車齢で11年まで乗りました。
ビッグホーンで知人にところに出掛けると、なんと
駐車場にレンジローバーが停まっている。

早速試乗させてもらい、山道を走り出したとたん
「これを買うしかない!」とお告げがございました。

なにせ乗り心地が良い。コーナーでは大きくロール
するのですが、思ったとおりのラインを走ることが
出来るサスペンションに感動したのでした。

さっそく中古車店を回り、3年落ちのこの子に決め
ました。

初めての外車です。
ヒップラインもチャーミングです。
特に中が広いわけでもなく、豪華ではあるけれども
それほど機能的ではないなど、イギリス人のこだわりと
生産性を無視した部分が興味深い車でした。

なにより、設計思想がしっかりしていて、手を抜かずに
作られています。知れば知るほど、お金のかかっている
車だと分かってきました。

外車は部品とか工賃が高いと聞きますが、私の場合は
本国からサードパーティー製の部品とか、整備解説書
などを直接購入してました。
外車が好きな人は結構多くの方が本国から個人で
輸入されているようです。
一生物といいますが、まさしくそれに値する車でした。
某お笑いタレントさんが乗っていたので、あまり良い
イメージが無かったのですが、やはり歴史に残る
傑作車だと今でも思っています。

新車価格が高いので、とうてい自分には買えないと
思っていましたが、燃費が悪かったり、故障率もそれ
ほど低くないので、中古だとそれなりに安くなります。

あまり車に惚れこむことは無かったのですが、これ
以降、いろいろ勉強させていただきました。

そして、この年代の金属バネの車に乗る事ができた私は
幸せだったとつくづく思います。
私の病気は完治しておらず、アンダーガードなど装着
しています。結局この車ではこの手のパーツが役に立つ
場所へは行くことがありませんでした。

デザインはシンプルで好感が持てましたが、やはり足回りは
舗装路が主体の性格だったように思います。
太めのタイヤは、ちょっとしたコーナーで早めに鳴いて
いたのを覚えています。
HOME


NEXT >>
<< PREV