①
糖尿病性網膜症
目の奥にある血管に変化が起こり視力の低下やものがゆがんで見ることや最悪の場合失明することもあります。
眼底検査で目の奥の血管を定期的に観察することにより早期に網膜症を見つけることが出来るため予防していくことができます。
② 糖尿病性神経症
足の痺れや感覚障害や立ちくらみ等が起こります。
神経を刺激して直接運動、感覚神経の状態を調べる末梢神経伝導速度検査、震える感覚がわかるかどうかの振動覚検査、立ちくらみがないかどうかを調べる起立試験等があります。
③ 糖尿病性腎症
腎臓はおしっこを造る大事な臓器です。 腎臓は身体の不要なものをおしっことして排泄し、身体に重要であるものはおしっこに出ないように調節しています。腎障害の早期では身体を作る大事な成分であるたんぱく質がおしっこに混じるようになります。尿検査をすることで腎臓の障害がないかどうかを調べることが出来ます。
糖尿病大血管合併症
① 狭心症、心筋梗塞:心臓を栄養する血管が詰まって起こる病気です。
非常に強い胸痛を伴います。心電図、心臓エコー検査などで検査を行います。
② 脳卒中:脳の血管が詰まったり、やぶれたりして起こる病気です。
③ 閉塞性動脈硬化症:足の血管が詰まって起こる病気です。
長く歩くと足がしびれたり痛くなったりします。両手、両足に血圧計を巻き血圧の差を見るABI検査や下肢動脈CTにて検査をします。
首の血管にエコーという機械を当てて動脈硬化の判定を行います。