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国保水俣市立総合医療センター


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◆研修医レポート
◆H19年度 研修医 東先生
水俣市立総合医療センターでの研修医生活について
                     熊本大学医学部付属病院B1プログラム

 私は熊本大学医学部付属病院の研修医として1年目の10月から水俣市立総合医療センターでお世話になっています。大学病院で6ヶ月間の内科研修を終え、こちらに来て現在までに、外科・麻酔科・救急を回りました。
今後、小児科・産婦人科をローテートする予定です。
私はこの病院に来て良かったと思えることがたくさんあります。
それらの中からいくつかについて述べさせていただこうと思います。

 まず、一つ目に医療センターで研修をすると、ほぼ一年を通じて自分が学びたいことに時間を使えるということです。
実際に外科研修中は午後からほぼ毎日のように手術がありましたが、私は朝から病棟回診を終えた後の午前中の2日はエコー(腹部・乳腺)、1日は上部消化管内視鏡検査、1日は麻酔科研修にあてました。
エコーや内視鏡は大学病院ローテート中に少し習った程度だったので、水俣に来て毎日少しずつですが、自分ができることが増えていき、嬉しかったです。
ローテートで次々と科が変わっていく中で、自分が学びたいことを一年通して学べる病院は少ないと思うし、上達に一番近い方法だと思います。

 次に、医療センターは県南の基幹病院ということもあり、ここでは急性期を始め、豊富な症例を学ぶことができます。
外科では食道癌、胃癌、結腸癌、腹膜炎、胆嚢炎、ヘルニア、イレウス、肝臓癌、肺癌、乳癌、気胸、甲状腺癌、腹部大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症、下肢静脈瘤など数えきれない手術について見学・勉強させていただきました。
また、指導医の層も厚く、充実した外科研修を送ることができました。

 三つ目に充実した麻酔科研修を送ることができるということです。
私は外科ローテート中も週に1度の午前中だけ、麻酔科研修をしていました。それが後になって本格的な麻酔科研修に入った時に役立ちました。
基本的なマスク換気・挿管・ファイバー挿管・術前訪問・術後訪問・全身麻酔・くも膜下麻酔・硬膜外麻酔など見たり、実際に行ったりと学ぶべきことは大変多かったです。
麻酔科の先生方には忙しい麻酔業務の中で、手厚く指導していただいたと思っています。

 四つ目に、他職種の人と仲良くなれるということです。
ビーチバレー・競舟・市民駅伝大会などたくさんのイベントがありますが、それらを通じて他職種の人と交流できるのは宝物だと思います。先日行われた駅伝大会も私の思い出の一つです。
 私は水俣市立総合医療センターでは残念なことに同期がおらず、切磋琢磨は実現できていませんが、やりたいことをやらせてもらっており、充実した毎日を送れています。
今後、たくさんの研修医の方がここ水俣市立総合医療センターで研修されることをお勧めします。
 
◆病院見学、臨床研修に関する相談、問い合わせ
見学希望者は、随時希望科の見学実習を受け入れます。また、ご相談、問い合わせには
 TEL(0966)63-2101  総務課総務係(内線581)までご連絡ください。
研修実施責任者  土井口 幸 

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