“生きる”小児がん征圧「天使の泉」チャリティーコンサート
プログラムの中から

２０００年１２月６日（水）ヤマハホール東京・銀座　 第５回　“生きる”小児がん征圧「天使の泉」チャリティーコンサート

島根県那賀郡三隅町教育委員会教育長　山田洋夫

「天使の泉」チャリティーコンサートの開催にあたり、一言ご挨拶申し上げます。 　この度は、ホームページがご縁で、三隅町立井野中学校の生徒たちがこのコンサートにビデオ出演させていただく事になり、本当にうれしく思います。この機会を与えてくださいました清水康子様はじめ、関係の皆様に心より御礼申し上げます。　 　さて、私たちの住む三隅町は出雲大社で有名な出雲から西へおよそ１２０キロの地にある。山と海に囲まれた美しい土地です。その美しさから別名「水澄みの里」とも呼ばれています。 　私はこの地に育つ子どもたちが多くの人たちと交流し、たくさんの知識や知恵を得て、たくましく成長してくれることを願っています。今回の交流活動を通して井野中学校の生徒たちは「病気と日々闘っている小さな仲間たち」がいることを知り、また「支える温かい大人たちの輪」があることを知りました。これは、生徒たちの成長にとって大きな糧になると思います。 　井野中学校は、本年度をもって５４年の歴史を閉じます、全校生徒３２名の歌声が皆様方の心に残り、小児がんや難病と闘っていらっしゃる方々を勇気づけ、少しでもお役にたつ事ができれば幸いです。 　最後になりましたが、本日のコンサートが盛会でありますように、また、病魔と闘う方々の一日も早いご快癒をお祈り申し上げ、遠き島根の地からのご挨拶といたします。

島根県那賀郡三隅町立井野中学校校長　花田豊子

地方の小さな学校から発信した、閉校を前にした生徒の思いが、清水康子様の目に留まったことから、このコンサートビデオ出演させていただくことになりました。思いもかけないことで、驚くとともに大変喜んでおります。 　全校生徒３２名の本校は、古い木造校舎で、２０００名を超える卒業生が、５０年以上も磨いてきたろうかは輝き、生徒たちは皆学校が大好きです。みんなで歌っている生徒会歌も、生徒たちによって創られたもので、聞いてくださる人々の心に響くものと確信しています。 　毎朝、この生徒会歌で、学校の一日が始まるのですが、生徒たちは小児がんの子供のことについてほとんど知りませんでした。いただいた資料などを通して、今回出演させていただくコンサートが、ボランティア活動であり、がんと闘う子供達やその家族、それを支える人達への手助けになってることがわかりました。 　全校集会での呼びかけ、昼休みや放課後の練習や録画など、全員の心が一つになって、このビデオの作成にあたりました。十分なものではないかもしれませんが、気持が伝わることを願っています。この活動を通して、私たちが学んだことは多くあります。初めて知ったことや挑戦したこと、そして、もっとも大きいのは、会ったことのない子供たちや、理解ある人々に、少しでも役立てるのではないかという喜びです。 　このような機会をあたえていただいたことに感謝するとともに、今後、この活動を理解し支援してくださる人々の輪が、ますます大きく広がって行きますよう祈念いたします。

※このＢＧＭは、２００１年１月２２日島根県・三隅町立井野中学校を訪問した時の記念に その時の思いを井野中学校の竹下　洋先生が「東・風・想」と題して作曲プレゼントして下さいました

２０００年５月１６日（火）

“生きる”小児がん征圧「天使の泉」チャリティーコンサート　鶴岡市中央公民館

ｉｎ　鶴岡　開催によせて

鶴岡市　市長　富塚陽一

２０００年“生きる”小児がん征圧「天使の泉」チャリティーコンサートｉｎ鶴岡の開催にあたり、一言ご挨拶を申しあげます。 　平成８年に東京から始められたこのチャリティーコンサートが、年々全国の輪を広げ、この度、本市を会場に開催されますことは、本当に喜ばしいことであります。まず、ご来鶴いただきました皆様に心から歓迎を申しあげます。また、実行委員会のご尽力に、喪心から深く敬意を表す次第であります。 　２１世紀を真近に、医療は格段な進歩を遂げて参りましたが、難病といわれている病気は未だ多く、小児がんもその1つであると存ｊじます。今回のコンサートが単なる収益金の寄付にとどまらず、市民の皆様の難病に対する理解と啓発に大きく寄与されます事を、期待しています。 　また、このコンサートには鶴岡市放送児童合唱団が出演されるとうかがっております。鶴岡の子供たちの元気な歌声で、ご来場下さいました皆様の心に残る、素晴らしいステージになりますよう、念願しております。 　本日のコンサートが盛会でありますように、また、小児がんの征圧と難病に対する市民皆様のご理解が一層深まりますよう、ご祈念申しあげ、ご挨拶といたします。

鶴岡市開催先立ち実行委員会が出来ました　鶴岡市中央公民館

小児がん征圧　チャリティーコンサート実行委員 委員長　小島　清治

15才未満の子供のがんは白血病や脳腫よう、悪性リンパ腫等が大半を占め、成人のがんと違い治る見込みが高いといわれております。しかしその治療には長期間を要し病気と闘う子どもたちやその家族の苦しみははかり知れないものがあります。 　この度小児がん征圧『天使の泉』チャりティーコンサートが本市で開催されるに当り、私たち鶴岡市内の４ライオンズクラブがこの度の主旨に賛同し、一致して協力することになりました。 　これの収益金は毎日新聞社を通じて小児がん征圧に役立てていただくものであり、是非成功に導きたいものと念願しております。