久三郎:昭和5年(1930)

 

昭和5年頃 1930 18歳

 

徴兵にとられる。台湾にて兵役に従事(台南の「台湾歩兵第二連隊」所属)。群馬くんだりから、なぜいきなり台湾? 理由はなんと「一度旅行に行ってみたい」から!旅行と従軍はちが〜う!と誰もつっこんではくれなかったのだろうか?

 

ということでもの好きにもわざわざ志願したのだが、面接で「本当は旅行したいから志願したのじゃないのか」と看破される。上官さすが!きっとこんなヤツばっかだったんだろう。

 

しかし「違います」と言い張り合格。

 

台湾では150人の仲間と共に台南に赴くが、そこで同期の仲間のうち二番目の早さで上等兵に昇格。「自分は学歴がないが他の人間に比べて劣ってはいない。全国レベルでも通用する。」と認識できた体験だった。

てゆうか単に要領がいいだけでは?

 

 

昭和5年 1930 18歳

兵役のため中断していた農業実業補習学校卒業。奉公も再開する。

 

 

「その頃の志ん」を読む

次は「二人の出会い」だ!

back