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普天間移転問題に関する申し入れ

社民党党首 福島みずほ 様

2010年3月1日

社民党北海道連合
代表 道林 實

 普天間移転問題に関する申し入れ

 日夜におけるいのちと暮らしを守る政治実現への取り組みに、心より敬意を表します。
 さて、沖縄県の米軍普天間飛行場移転問題に関して、新聞報道などで「社民党は、苫小牧東部など具体的な地名を8カ所明記し、阿部知子政審会長私案として提案」する等と報じられています。
 この間、「苫小牧も候補地」と報じられる毎に、市民などからの抗議や問い合わせに「そのようなことは事実ではない」と説明し、全国連合や新聞報道へ申し入れも行ってきました。しかし今回の具体的内容は、重大な事態であり決して看過することはできません。
 このことは、沖縄の痛みを完全除去することにも背き、国外移設の取り組みにも政権の責任と迫力ある行動を何ら発揮することなく、全国へのたらいまわしに進もうとするならば、社民党の存在感や政策の優位性をも失い、参院選前に党の危機的な事態を迎えることにつながりかねません。
ついては、この事態に対して、抗議の意も込めて以下強く申し入れますので、誠意ある文書での回答を求めるものです。 

1 報道されている内容について、その事実経過は確かであるのか。
 
2 阿部「私案」なるものが出される経過や党の認識はどうか。また党の総意と結論であるのかどうか。

3 当該地域に対する視察調査及び説明や報告もなく、独走暴走することについての重大な事態認識と機関運営についてどう考えているのか。

4 「沖縄基地問題検討委員会」への党の対応と対応者との意思疎通についてはどのようになっているのか。

5 かかる事態に関して、機関不信と党の支持率低下、市民不信が高まる事態への責任はどう考えているのか。

以 上