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「特定秘密保護法」の強行採決に抗議する


社民党北海道連合談話

「特定秘密保護法」の強行採決に抗議する 談話

 本日、衆院国家安全保障特別委員会において、数の暴挙により「特定秘密保護法」が強行採決され、本会議にて緊急的に採決されたことに対し、廃案を目ざす立場からも強い怒りをこめて抗議するものである。

 そもそも、政府官僚の主観で意図的恣意的に秘密が指定され、その指定すら適正かどうかの検証が行えない事実。
重罰による暗黒社会の形成、秘密の漏洩者だけでなく、秘密を聞き出した者も処罰対象となるなど、正当な国民の知る権利の破壊はもとより、政府としての情報公開義務や知らせる義務の放棄にまで及ぶ重大な問題点を含んでいる同法は、明らかに廃案しかないはずである。

 このように明らかな幾多の問題点を抱えながら、その根本的改正や是正はおろか、国民の圧倒的多くの反対の声に対し、国会審議を通じても決して明白に答えることなく、数の力による委員会での強行採決を行ったこと、衆院を通過させたことは、まさに数を力にした「凶行裁決」とも言える暴挙そのものであり、政府与党の責任は極めて重大である。

 こうした暴挙に強く抗議するとともに、今後の参院審議通じ廃案を目ざし、吉田ただとも党首を先頭に粘り強く闘っていくことを表するものである。

2013年11月26日
社民党北海道連合幹事長 浅野隆雄